赤い砂 堕ちる月「汪明」



●汪明(cv江口拓也さん)
東汪国の太子。武術に才能があり、真面目で真っ直ぐな心の持ち主。小さい頃から曲がったことを許せず正そうと奮闘してきたが、思うように行かずに悔しい思いをし、心にとても大きな悔いと痛みをかかえたままだった。尚書令トウ択は母の兄であり、汪明の伯父。





〜ネタバレ〜
偶然に汪明に素顔を見られてしまった主人公だったが、汪明という人物はただ一人の主になって欲しいと思えるほどに眩しく強く真面目で頼れる人物であった。その人となりを知れば知るほど、彼に尽くし、自分の使命を果たしたいと思えるようになる主人公。汪明もまた、強く志の高い主人公に惹かれ、符術士として仕えて欲しいと言ってくれた。更に汪明は主人公をただの符術士としてではなく、一人の女性として愛していると自覚し、主人公を駒としてではなく、共にこの国を守り見守って欲しいとずっとそばにいて欲しいことを告げてくれた。
二人は無事に契約を結び、強い絆で結ばれるが汪明には果たしたい目的があることを告げてくれる。それは、伯父であるトウ択から尚書令の座を奪い、王陵から追放すること。人として間違ったことをするトウ択をこのまま放っておいておけるはずはなく、民のためによりよい国を作りたいと思っていた。
そんな時、病で伏せていた汪明の父である皇帝の命が消えかかろうとしていた。主人公のそばにいたハバリは実は皇帝の獅子であり、皇帝はハバリに主人公たちを探らせていたのだったが、皇帝の命が亡くなればハバリとの契約も切れてしまうためハバリも主人公のそばにいられなくなることを知る。ついに明朝に皇帝の命が消えることを感づいたハバリは、主人公に、おまもりだと獅子の紋章をした物をくれた。ずっと支えてくれたハバリと離れたくなく悲しむ主人公だったが、汪明の方もまた父との最後の別れのため二人きりで話をしていた。立派になった汪明の姿に喜びながら死を迎える皇帝だったが、なんとトウ択の陰謀により皇帝の口から毒が出たと証言があり、皇帝の死の間際に唯一そばにいた汪明が犯人だと投獄されてしまった。
このままでは汪明の命が危ないと、主人公と杏紅、そして文偉と琥珀たちがトウ択の尻尾を掴むために走り回る。そしてついにフヨウの父である太史令がトウ択の陰謀を決定ずける証拠を持っていたため、太史令に証言を促すが、そこに玄貞が現れ主人公は対峙することになるが玄貞の強さの前では歯が立たずこのままでは命が危ない状況に陥ると、なんとハバリがくれたお守りが光り、ハバリが最後の力を主人公に与えてくれ、強さが増した主人公は玄貞を倒すことができた。
太史令の発言により無事に助かることができた汪明。牢に駆け込み無事な姿を見つけた主人公は思わず汪明に抱きつき泣いた。信じていたと言う汪明もまた、主人公を強く抱きしめ返した。
その後、トウ択は牢で自害し、汪明の母は自分の罪を償うために出家。汪明は皇帝に即位することになり、主人公を王妃にするためにプロポーズをしてくれた。
符術士は人前で素顔を晒してはいけない掟だが、皇后になることにより晒してもいいという汪明。新しい皇帝陛下と皇后陛下の姿を見た民衆はとても幸せそうに喜び、二人を祝福してくれた。

(赤い砂 堕ちる月)



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