遙かなる時空の中で Ultimate「安倍 泰明」



●安倍 泰明/アベノ ヤスアキ(cv石田彰さん)
八葉の一人で地の玄武。陰陽師をしていて安倍晴明という高名な陰陽師の弟子。顔の模様は、余りの力の強さを抑えるために晴明により封印されているという模様。







〜ネタバレ〜
(現代&京エンド)(八葉抄エンド)
陰陽師としてとても実力のある泰明は、人の気持ちを考えずになんでもズバズバ言う男だった。その態度は、自分の強さゆえに人を見下して言っているものだと思えたが、それは違っていた。ただ、彼には人の気持ちというものがわからなかっただけ。そう、彼は人ではなかった。
師匠である安倍晴明により、術で作られた人形のようなものであった泰明。彼自身もそれがわかっており、そしてそのために自分には必要な感情はないと思っていた。
しかし神子である主人公と触れ合ううちに、自分に心がないことに苦しくなった。苦しいという感情もわからないものの、主人公から「何故苦しい顔をしているの」と言われて初めて苦しいのだと気付いた。自分はただの人形。だから感情なんていらないのに、なんでこんな気持ちになるんだろう。
今までに感じたことのない感覚に、泰明は戸惑った。
更に主人公への気持ちが大きくなるにつれ、集中できなくなり、陰陽の力が薄れて行くのを感じた。何故そうなってしまうのかがわからなくて主人公の前から姿を消すが、主人公は泰明を探して見つけてくれ、そんな主人公を見てまた胸が苦しくなる。
自分は人ではないのに、そんな物を人と同じように接してくれる主人公に、心が熱くなる。そう思うと、なんと泰明の顔にあった封印の模様が消えた。その封印は、晴明が「人に愛情を持てた時、封印は解ける」と言っていたもの。泰明は人でなくても人と同じように人を愛したのだ。
その感情に涙が溢れ、主人公はそっと涙を拭ってくれる。優しく愛しい主人公に、これから先もずっとそばにいてほしいと愛の告白をした。
そしてアクラムとの戦いに打ち勝ち、白龍を呼ぶ主人公。このまま戻ってこれないかもしれないという時泰明の必死の声を聞き、主人公は泰明の元へと戻った。戻ってきてくれた主人公を見て泰明は、戻ってこないかもしれないと思って胸が張り裂けそうだった、もう離れないでずっとそばにいてほしいと言ってくれた。
その後共に現代に戻るか、京に残るかで最後のスチルが分かれる。
現代エンドでは二人でソフトクリームを食べながらデートをするスチル。泰明の顔の模様もなくなり服装も現代のもの。
京エンドでは黄昏る泰明のスチル。人でない自分が一体いつまで生きられるかもわからないが、生があるうちの全てを神子に捧げると誓う。

分岐から八葉抄エンドも見られる。
最後のスチルが京で耳打ちのような内緒話をする二人。泰明の顔も封印の模様がなくなっており、自分の血が流れる代わりに神子の言葉が自分の血のめぐりだという泰明。そして自分が言葉を発する時はいつもお前への気持ちを乗せている、愛していると言ってくれる。


(遙かなる時空の中で Ultimate)



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