灰鷹のサイケデリカ「ラヴァン」



●ラヴァン(cv日野聡さん)
狼(ヴォルグ)の主人であるフランシスカの息子で後継者。立ち振る舞いも立派で、優しく紳士であり、街の事を第一に考えている皆から慕われるリーダー。レビは弟。主人公もフランシスカに育てられたため、兄弟のような存在。








〜ネタバレ〜
主人公の事を女だと気づいていたラヴァンは小さい頃に主人公を憎んでいた。自分が後継者である為にいつも母の為に頑張っているのに母は主人公の事ばかりを可愛がる。いつもニコニコして母と居るそんな主人公が憎かった。が、実は主人公が影で泣いて居ることに気づき、なぜ泣いて居るか聞くと自分には親がいないからだと言う。けど、フランシスカを悲しませたくないからいつも彼女の前では笑っていたのだと。そして「ラヴァンはすごいね」と言った。いつも立派でフランシスカを幸せにしてあげられるからと。その言葉を聞いた時ラヴァンは自分を恥じ、そして主人公を尊敬した。その尊敬はいつしか愛に変わり密かに主人公を想っていたのだった。
ずっと父親を憎んでいたラヴァン。魔石の力でその憎しみは心の中に渦を巻くが、主人公という存在のおかげでその黒い気持ちを抑えることが出来ていた。
そしてハイタカはその父であった。
死んだはずの父親の亡霊だった。
この世界は、オルガとハイタカが偶然にカレイドヴィアにより作り出した世界「サイケデリカ」である事が分かった。サイケデリカは生と死の狭間の世界。だから存在するものは皆もう死んでいる。そしてそのサイケデリカを維持するのも破壊するのも主人公の選択にかかってるという事がわかった。
ラヴァンはもう何もかもいらないと言う。主人公の為に地位も名誉も何もかも捨てるから一緒に幸せになりたいと熱く求めてくれた。そんな彼を自分も愛してるのだと気づき、主人公はラヴァンとの幸せを選んだ。
魔女だとバレてしまった主人公を助けるために、主人公は自分の妻だと皆に宣言したラヴァン。それは形だけのものであり、俺を利用していいから自由になれと告げてくる。それから偽りの夫婦になるものの、ラヴァンは狼の当主になったことにより仕事が忙しくすれ違ってしまう。そしてラヴァンは自分の一方的な想いで主人公を縛ってしまっていると、これでは自分の父と同じ最低な人間になっていると思い込み、心を閉ざしてしまう。
主人公はそんなラヴァンを助けたいと思うが、その気持ちがなんなのかわからない。助けを求めハイタカの元へ行くと、それは恋情だと教えられ、自分の気持ちを確かめるように考えると、主人公はラヴァンを愛していることに気づいた。
ようやく本当の気持ちに気づいた主人公はラヴァンに気持ちを伝え、その想いにラヴァンの目には生気が戻り、二人は教会で二人だけの結婚式を挙げ本当に気持ちが結ばれて終わる。

(灰鷹のサイケデリカ)



前のページへ 次のページへ


元カレたちのストーリー (prof) (bkm)

-エムブロ-