Collar×Malice「岡崎契」



●岡崎 契/オカザキ ケイ(cv梶裕貴さん)
警備部警護課、通称SPをしている26歳。何故か要人ではない柳たちを警備し、いつも事務所の周りをウロついている。おっとりしていて掴み所が無いが、身体能力は高く、五階にある事務所の窓から侵入してくるなど行動は計り知れない。











〜ネタバレ〜
X-Day事件に巻き込まれ、付けられてしまった首輪の謎を解くべく、柳達と共に捜査をすることになった主人公だったが、誰も担当していない11月の事件を担当したいと思う主人公は一人行動を始める。
しかしそんな時、岡崎は主人公に接近し始める。
なんらかの理由で柳達を探っているであろう岡崎に対し不信感と疑いを向けるが、当の本人はいつものほほんとしており、おっとりとマイペースでどんどん主人公との距離を近くしていく。彼は人の懐に入るのを得意としているようで、いつの間にか懐柔され、優しさに好意すら覚えた。
何故か自分のことを「守る」とくっついてくる岡崎に嫌な気持ちはしないが、柳から「SPという仕事は特殊。もし仕事で自分の護らなきゃない人物と家族が目の前にいてどちらも危険にあった場合迷いなく守るべき対象を必ず護る、心を捨てる仕事。」と言われ、だからこそあまり彼に絆されてはいけないと忠告を受けた。
既に岡崎の独特の雰囲気を優しさと思っている主人公はそれでも彼のことを信用したくなってしまっていた。彼はきっと、少なからず自分にも好意があると。しかし、事件は起きる。以前ストーカーをされ、その相手がX-day事件により殺害され、容疑者として疑われている菅原理香と話をした際謝って首輪を理香に見られてしまった。その時近くにいた岡崎にもそれが見られてしまい、見られた瞬間迷いなく岡崎は主人公に銃を向けた。その瞬間に気づいた、彼はやっぱりSPなのだと。
しかし、その後岡崎は暫く主人公の目の前には現れなかった。避けられていると感じ、岡崎に嘘をついていたことで傷つけてしまったと思う主人公だったが、また目の前に現れた岡崎は何故か喜んでいた。そして彼は言う、やっと理想の人を見つけたと。
ずっと命をかけて護れる人を探していたと言う岡崎。恐ろしい状況でも負けずに強く立ち向かう主人公こそが理想だと思い、これからは命に代えても主人公を守ると約束した。
主人公は彼に好意があるため嬉しかったが、彼が自分を必要としているわけではなく「守る対象」として必要としていることを薄々感じ、悲しくなった。そしてそばにいるうちに気づく、彼は誰かを守りたいんじゃなく、誰かを守って死にたいことに。
岡崎は二年前アドニスのテロにより命が狙われていた要人の警護にあたっていた。しかし内部で裏切りがあり、そのせいでテロを許してしまう。パニックになる岡崎だったが、その時の仲間が「冷静になれ」と怒鳴ってくれる。その言葉でようやく自分を取り戻すものの、気づくのが遅く崩れた天井が自分の上に落ちて来ようとしていた。あぶない、という声が聞こえ岡崎は仲間に背中を押された。そしてその仲間は岡崎を助けた代わりに、崩れ落ちた瓦礫の下敷きになり死んでしまった。そのことがあってから、岡崎はずっと死にたかった。いや、死ぬことに意味が欲しかった。価値のない自分なんかを助けて死んでいった仲間のようになりたくなかった。
そんな彼の本心に触れた主人公は、彼を叩いた。もう岡崎を本当に好きになっている主人公は、自分のために死なれても嬉しくない、私を好きなら一生かけて生きて護ってと言った。頑固な岡崎に気持ちを伝え続けるとついに、岡崎は君と生きたいと言ってくれた。
無事恋人同士になった二人だったが、首輪から声が聞こえ、主人公に対し、岡崎を殺されたくなかったら一人でアジトに来いと言った。
二人で生きると約束したのに約束を破らなきゃないと悲しむ主人公だったが、愛する岡崎を失いたくなくて嘘をついて一人でアジトに行こうとするが岡崎にはそんなことお見通しで、後をつけてきて、一緒に行くと言ってくれた。
アジトには三条がいた。彼はボスに岡崎を始末しろと命令されていたが、岡崎を気に入ったといい勝負を挑んできた。拳銃の早打ち対決で、自分が負けたら主人公の首輪を外してくれると言った。そして見事岡崎は早打ちに勝ち、首輪は外されるものの、三条はもう悔いはないと、自分はここで死ぬとアジトに仕掛けた爆弾を爆発させる。逃げる主人公と岡崎の前に三國れいという男が現れる。彼はアドニスの幹部であるようで、主人公を憎んでいた。数人の仲間をつれ、主人公と岡崎を殺そうとしてくるが、主人公達も銃で立ち向かい、彼らを倒す。しかし三國は最後の力を振り絞り岡崎に拳銃を向けた。それに気づいた主人公は咄嗟に岡崎を庇い撃たれてしまった。もう助からないと思った主人公は岡崎に大好きだと伝える。
その後一命を取り留めた主人公。アドニスのアジトも警察により撃破、完全に全ては捕らえられなかったものの、三國を捕まえたことにより全ての事件は落ち着き、このまま新宿隔離処置も解除されるのも時間の問題となる。
入院している主人公に、岡崎は怒っていた。自分のために無茶をしたことと、主人公を護れなかった自分に怒っていた。けどこの先もずっと、一生そばにいると約束をしてくれ、病院のベットでキスをして終わる。

(Collar×Malice)



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