DYNAMIC CHORD feat.[reve parfait]「香椎亜貴」



●香椎 亜貴/カシイ アキ(cv広瀬裕也さん)
レヴァフェのドラム担当。バンドでの名前はナイト。
主人公の幼馴染であり、玲音の兄。昔からずっと変わらず優しく、自分のことより他人を優先するところがある。久遠と同じくらいモテており、学園では「王子様」と呼ばれているのに本人は全く気づいていない。
両親が離婚しているため、今は父と二人暮らし。











〜ネタバレ〜


『愛が信じられず自分の存在すら否定し、誰かに依存することで自分を保ち続ける男』


●Mainエンド1「幼馴染から恋人へ」
レヴァフェのマネージャーとしてメンバーたちと信頼を築き、仲良くなっていった主人公。
初のライブを終え、ダイナミックコードからのお誘いでクリスマスライブを行えることになり、これはデビューへのチャンスだとみんなで喜んだ。
しかしそんな時、人一倍上がり症な亜貴は緊張が取れない。それを知ってる久遠は慣れのためにとクリスマスライブまでに何度もライブを行うと言った。しかし二度目のライブでは亜貴は緊張のためにミスをし、それが彼にさらなるプレッシャーを与えた。努力を人一倍かかさない亜貴だったが三度目のライブもまた、恐れのために自分の音が出せず、他のバンドの男たちにバカにされてしまう。バカにされたのが悔しい主人公は亜貴の為にその男たちに向かっていくが、「こんな地味なマネージャーもあのドラムも、いらない存在だ」と罵られ、亜貴は余計に傷ついた。
完全に自信をなくしてしまった亜貴を励ます為に、自分の見た目を変えようと決意した主人公。地味だと言われ、自分のせいで余計にレヴァフェが悪く言われるのが辛かったから。何より大切な存在である亜貴に傷ついて欲しくなかったから。
鈴原たちや久遠の協力により見事可愛く変化した主人公だったが、亜貴はどん底に落ち込んでいて、家から一歩も出なかったため、暫く会えなかった。心配になり家に押しかけると、亜貴は1人ピアノを弾いており、その姿を見た時に亜貴が上がり症になったキッカケの事を主人公はふと思いつく。それは幼い頃の事、主人公と玲音と亜貴の3人はピアノを習っていた。3人とも上達したがその中でも特に亜貴はセンスがあった。いつも玲音のことばかりを可愛がる亜貴の母親も、ピアノを弾いている時の亜貴のことだけは褒めてくれ、それが嬉しくてなおさら頑張った。しかしそんなある日、3人はピアノの発表会に出ることになるが玲音が風邪で出られなくなってしまった。そこでまず玲音がいないというプレッシャーを背負う亜貴だったが、そこに追い打ちをかけるように母親が期待しているとプレッシャーを与えた。結果、亜貴はプレッシャーに潰され本番で曲が飛んでしまい何も弾けなくなり舞台を降りた。その後母親に「恥をかかせた」と怒鳴り散らされる亜貴。何度も何度も怒鳴られる姿をただ後ろで見ているしかなかった幼かった主人公。それを思い出した主人公はとても辛くなった。
そして想像した通り、そのことが亜貴をあがり症にしてしまうトラウマとなっていた。
その後亜貴を励まそうと、ご飯を作ってあげたり側にいる主人公は徐々に自分の気持ちに恋心が芽生えることになると同時に、亜貴がとても暗い心を持っていることも知る。
小さい頃から玲音ばかりを可愛がる母親に愛されたくても愛されず、挙げ句の果てには「亜貴がお腹にいなければあなたと結婚なんてしていなかった」という言葉を父親に話しているのを聞いたことがあり、それから自分の存在が汚く醜くいらないものに見えて仕方なかったということ。そして、自分がいたせいで玲音に辛い思いをさせているのだと思い込んでいた。
そんな辛い気持ちを抱えているのにみんなの前では仮面をかぶるように笑顔を貼り付けている亜貴に、代わりに泣いてあげると涙を流す主人公。その気持ちに少しずつ心を開いた亜貴は、少し自信を取り戻し、クリスマスライブを成功させたのだった。
しかし、恋心に気付いた主人公だったが、亜貴はその気持ちも頑なに受け入れはしなかった。大切な弟の玲音の想う相手を自分が好きになるなど、そんな酷いことは出来ないと思っていた。
しかし主人公は玲音ではなく亜貴が好きで、その気持ちを伝えようと何度もぶつかるが亜貴は愛も恋も信じられないと中々受け入れてはくれない。最後の賭けに、主人公は亜貴に付き合って欲しいと告げ、返事は卒業式の後にほしいと言った。
本当は主人公を好きだった亜貴は悩むが、結局卒業式の後に出した答えはノーだったが、自分の気持ちに嘘をつく親友などいらないと久遠に叱咤され、背中を押されたことにより本当の気持ちを話そうと主人公を追いかける。つむぎや玲音にも同じく背中を押され、ようやく亜貴は主人公に「好きです」と、本当の気持ちを伝えることができ、2人はやっと恋人になれた。
最後はクリスマスライブの前に恋人になれた確認をする2人。まだまだ初心者だけど頑張っていこうと微笑みあった。



(DYNAMIC CHORD feat.reve parfait)



前のページへ 次のページへ


元カレたちのストーリー (prof) (bkm)

-エムブロ-