華ヤカ哉、我ガ一族〜幻燈ノスタルジィ〜「宮ノ杜 勇」



●宮ノ杜 勇/ミヤノモリ イサミ(cv田坂秀樹さん)
宮ノ杜家次男。帝国陸軍大佐であり、愛国精神がとても高い。純粋で真っ直ぐなため素直だがバカ。カッとなるとすぐ抜刀する。











〜ネタバレ〜
●「キネマモザイクエンド」
今年も次期当主決めの争いが始まる春、今回は当主である玄一郎を一番楽しませたものに当主を譲ると玄一郎が全員に千円を渡すことから始まった。
主人公は使用人を始めてから2年目になったが、玄一郎の企みにより勇の専属使用人になることになった。
専属になったからには勇の事を理解し、専属になって良かったと思われるために頑張ろうとするが、使用人など物と同じだと考える勇に気持ちが伝わらない。
不器用だからこそ何も気づかない勇は母のトキや兄弟たちに後押しされ、主人公が他の人に取られては悔しく悲しいと気づき、主人公の言葉に耳を傾けるようになってきた。
しかしそんな時、主人公に縁談の話が持ち上がる。以前二回断っていただけに今回の縁談を断ればもう後がないことを知っている主人公は結婚を決めるがそれを知った勇は主人公を失いたくないという気持ちが強くなり、自らおぼろ亭を買い上げまでして、縁談の話を止めた。そして村に住めなくなった主人公の家族をおぼろ亭で住み込みで働かせることにより、家族もろとも守った。
そして今回のことと、正の後押しにより主人公を愛しているのだと気付いた勇は、主人公は絶対に手放さないと誓い、そして主人公を愛していると言ってくれた。主人公もまた勇を愛している事に気づくが、自分は使用人であることが引っかかり、戸惑う。
そんなこと御構い無しの勇はストレートにどんどん愛を深めようとし、更に主人公と結婚すると言いだした。
そして玄一郎が癌に侵されあと半年しか生きられない事を知った勇は、玄一郎と賭けをすることになる。その賭けに勝った暁には主人公との結婚を認めて欲しいと持ちかけた。
その後玄一郎との駆け引きや兄弟たちの協力もあり賭けに勝った勇はついに、主人公との結婚を許してもらえる。その事をパーティーで発表するが、賭け事で恨みを買ってしまった加山首相が勇の大切なものの主人公に対して発砲し、主人公は怪我を負ってしまった。
エンドロール後、九死に一生をえた主人公が入院しており、お見舞いにくる勇。眠っている主人公におとぎ話のように接吻しようとするが狸寝入りをしていた主人公が慌てて止めるスチルで終わる。

●「黄昏ロマネスクエンド」
撃たれ入院していた主人公は無事退院し、本条院トキの所で世話になっていた。結婚を控えているため、宮ノ杜の屋敷に主人公を迎える準備をした勇は主人公を迎えにくるが、そんな時に玄一郎が別荘を購入し、全員で別荘で過ごし年越しすることになった。
別荘にいる間に藪入り期間に入ってしまうため、使用人が少なくなりタエや千富が大変だと思い、主人公は最後にとその期間だけ使用人の仕事をさせて欲しいと勇に伝えた。最初は渋る勇であったが、主人公の気持ちを優先し、認めた。
別荘にいる間に、結婚前の気持ちを確認し合う2人。
主人公が撃たれた時のことをたまに思い出し寝られなくなることを知った勇は一晩中主人公を抱きしめ添い寝してくれたり、
使用人と結婚するということになり勇の評判を落としていることに自信をなくす主人公とちゃんと向き合い、2人はさらに信頼を深める。
そして無理をして風邪をひいてしまった勇にご飯を食べさせたりと、昔の勇では考えられないような行動で皆を驚かせたりもした。
そうやって2人は結婚とは何かという事についてや、気持ちだけで結婚を決めていた部分にたくさんのことを考えさせられ、共に成長し更に愛を深める事になる。
このまま2人は上手く夫婦としてやっていける‥そう思いながらも父である玄一郎の病は進行していると目に見えており、酒の味すらわからない様子であった。そんな父を見て勇は、この別荘の売主であった舘野に「病気の父でも旨いと思う酒を作れ」と頼んだ。舘野は不動産の他に趣味で酒を自分で作るほどの酒好きであったのだ。最初は何か企みがあるがあるようだった舘野だったが、勇の純粋さと真面目さに感化されたのか元から計画していた何かの悪巧みを中止し、勇のために酒を用意した。
別荘から戻ってからすぐに入院してしまった玄一郎だったが、そこに舘野が酒を持って現れ、そして玄一郎は旨いと言った。
その後しばらくして、結婚式の前に玄一郎は亡くなり、勇が次の当主に選ばれていた。主人公に出会った四月一日に、結婚式、当主の座、少尉の地位の全てを手に入れることを目標にしていた勇はなんと結婚式当日に少尉の服を着て現れ、夢を現実にしたのだった。
無事に結婚式を終え、当主と妻のお披露目舞踏会を開いた勇。ダンスが苦手な主人公と毎日特訓をした成果を見せようと2人はついに皆の前に立ちダンスを披露した‥というように終わる。

(華ヤカ哉、我ガ一族〜幻燈ノスタルジィ〜)



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