悠久のティアブレイド「シュド」



●シュド(cv石川界人さん)
地上のスラム街に住み、何でも屋の社長をしている。お人好しで皆に好かれており、頭もいいし機転も利く。病気の弟がいるせいか世話焼き。











〜ネタバレ〜
アタルヴァに頼まれネオスフィアへと訪れたシュド。そしてティアブレイドに選ばれ、操縦士となった。
主人公の力が汚れた世界を浄化できることを知り、ネオスフィアから脱出し、地上を目指すことになる三人。その為にヤジュルを復活させ、そして徐々に地上へ向かう希望が出る中、シュドと主人公は心を通わせ好きあい、浄化が終わったら一緒に暮らそうと誓い合った。
しかし、執拗に主人公を狙うロウ、そして浄化のためには主人公の力の他に、その力を使うことにより主人公の消滅が必須だということを知る。シュドは自分の弟と主人公を天秤にかけてしまい、心から主人公を守るという気持ちがないものと判断されティアブレイドの操縦資格を剥奪されてしまった。
けれど、シュドを愛する主人公は彼らを助けるために自らの命をかけ、シュドたちに手を出さないで欲しいとロウに頼む。そのおかげで地上へと投げ出されたシュドだったが、そんなの受け入れるわけがなく悔やんでいると彼の元に3000年前の記憶が戻る。
3000年前の戦争で全ての人間は死んでしまった。しかし不老不死の力を得ていた主人公とロウだけは違っていた。元から人間の真似をして作られた「擬似人間」というものが世に当たり前にいる時代だったため、戦争で生き残ったものは全て擬似人間でしかなかった。その中にシュドがいた。かつて姫様だった主人公のそばで、擬似人間でありながらも力を認められ先鋭の騎士として彼女を守っていたシュド。「みんなを守ってね」という主人公の言葉に心を打たれ、このために自分は生まれたのだと感じていた。しかし戦争でシュドも殺され、その記憶だけがコピーされアルカディアの中に取り込まれ残っていた。
そしてその後、ロウと離れ離れになってしまった主人公はネオスフィアでクレイドルと二人だけの気の狂う日々を送り、ついに耐えきれなくなった主人公はクレイドルに自分の記憶を消せと命令した。
それから数千年を経て、擬似人間で何度も生まれ変わったシュドと、古代人として記憶をなくした主人公は出会った。
記憶が戻ったシュドは、武器に宿った騎士たちの力を借り、ネオスフィアへと戻る。覚悟が決まった彼にティアブレイドも応え、そして主人公と力を合わせ愛を持ってロウとネオスフィアと対峙し、勝利した。
その後ネオスフィアの崩壊とともに汚染ガスが放出される危機が訪れるが、主人公の本来の本体である彼女の意識が分離し、自分がこれを止めると言ってくれた。そしてしあわせになってと言って消えて行った。
彼女のおかげで地上は浄化され、シュドと主人公が地上へ顔を出すとそこにはかつて憧れた青空が広がっていた。
そして一年後、シュドと主人公はなんでも屋の他に孤児院をひらいていた。仲間たちと仲良く過ごし、弟の病気も治った。地上へ戻った際に動かなくなってしまったティアブレイドを眺めながら二人は寄り添って幸せを噛み締める。みんなを守りたいという気持ちが、彼女からシュドへ、そしてまた子供達へ伝わるようにと願いながら。

(悠久のティアブレイド)



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