アオとアカとクロと、

なんで涙が溢れてくるんだろ

なんで泣きたくないのに泣いてんだろ



やめてくれ

まるで俺が弱いみたいじゃないか

もう泣かないと
あの日の僕に誓ったはずなのに

どうしたら止めることが出来るんだ



そうだね

二度と泣けないように
私が　　シテあげる



なんなら
こんな醜い世界を観なくて済むよう
両の瞳もくり貫いてアゲルわ




そうしたらきっと

何にも傷つかず

何にも泣かずに済む

自由と言う名の孤独に縛られ
ただ其処に在るだけの存在になど、

僕は到底成り得ない。



何故なら、
君が言う程僕は子供じゃないから




200409**

願いがひとつだけ叶うのなら


来世でも君と共に歩む道を選びたいです

またキミに逢えるその日まで

朝目が覚めてみたら


威はひとりになっていた



朔は暗闇に紛れて現実を拒んだ


麗司は沈黙に徹して聴きも話もせず


朔夜は両の眼を潰し自分自身の世界を否定した




さて

威は何を拒否すればイイ？