書くトコないからここに書く



町内妄想の話。


晴れて3家族の営みを発表したことだし(どんな破廉恥だ…!!)、ここは3人同時にご懐妊とか、どうだろう

ちなみにこんな感じ


*****


木曜の午後。

いつものようにロロノア家に集まった主婦3人は、料理教室とは名ばかりのサンジの料理に舌鼓を打……とうとしていた。

「ごめッ…なんか気持ち悪…」

洗面所にダッシュしたのは、ポートガス家の妻・来希。

「大丈夫かい?来希ちゃん…」

吐くところは見られたくないだろうという配慮をして、少ししてから様子を見に行くサンジ。

「うん…ごめんね?なんかここのとこ調子悪くて…」

ピンときたのは、来希よりお姉さんのくぅと初香。

「もしかして来希ちゃん…」

「そうかもね…」

「「デキた…?」」

「実は初香も今朝、病院行ってきたんだ。8週目だって」

「え?わたしもきのう行ってきた。同じく8週…」

「「来希!」ちゃん!」

「最後に生理きたの、いつ?」

2人に詰め寄られ、少々たじろぐ来希。

「え…っと、……」

「「やっぱりね…」」

「ドクトリーヌのとこ、行こ」

「やっぱり初香ちゃんもそこ?」

「うん、口は悪いけど腕は確かだってウワサだし。初香ちゃんもってことは、くぅちゃんも?」



渋る来希を強引に連れて行くと、ドクトリーヌに

「あんたたち、同時に生むんじゃないよ!ったく忙しいったらありゃしない」

と文句を云われたのでした。



*****


なんつって


さ、忙しくなるよ、サンジくん←何故。


ダメだ〜…or2



リクエスト話考えてて行き詰まるの巻。

もう発表しないから、次ページで曝す



D兄弟ほのぼの…になる予定だった話。

エース視点下ネタ←


続きを読む

町内妄想〜お花見がしたいんじゃー!編〜



「ねーねー、桜咲いてるよー、お花見しようよ〜」

家のリビングで、隣で新聞を読むマルコさんにちょっかいをかけ続けてもう30分。

「あー…よい…」

もう、さっきからそればっかり。

マルコさんに云ってもムダなのかな。

今の現場、公園の近くで毎日花見みたいなもんだって云ってたもんね。

でも初香はお花見したい宴会したい!!

「ねーマルコさーん」

「あぁ聞いてるよい」

「ご近所誘ってさ、年に1度のバカ騒ぎがしたいのー!!」

「それならおれじゃなくて弁当係に云えよい」

それもそうか。

「んじゃ、サンジくんの家に行ってくるね〜」

1人でロロノア家に向かった。

家を出て、右に。

松本家を通り過ぎると、そこがロロノア家。

ちょっと待てよ、今日は日曜じゃん。

ゾロ、いるよね。

ってことは…イチャコラしてたらどうしよう…。

ゾロには親の仇みたいに睨まれてサンジくんは逃げてくんだ。

まぁいいか、お花見のためだ。

-ピィーンポーン-

インターフォンを鳴らすと、すぐ中から応答があった。

「はい、どちらさん?」

ぷっ、見えてるクセに。

「初香ちゃんです」

カメラに向かってピースすると、玄関のドアが開いてゾロが出てきた。

「あれ?サンジくんは?」

聞くと、

「エースとルフィに捕まってる」

不機嫌そう…。

ってか、先客がいたんだ。

それなら入りやすい。

「入るね〜」

「あぁ…っておい!!」

返事は聞かない。

リビングに入ると、2人がすごい勢いでごはん食べてた。

「よ!エース、ルフィ」

「おぅ、初香じゃねェか」

返事はしても、食べる手も止まらない。

「あれ?ごはんまだだったの?」

「エースはゆで卵しか作れねェし来希は仕事だ」

あぁそうか。

2人きりだと飢えるのね。

「サンジくんは?」

「ここだよ〜初香ちゃ〜ん」

キッチンの奥から声が聞こえる。

両手と頭に5枚もお皿持って、サンジくんが現れた。

すごい、職人芸!

「すごーいおいしそー」

「初香も食え!」

うっ…すごい誘惑…。

「食べてきちゃったもん。ブタになっちゃうじゃん」

「レディはぽっちゃりが可愛いんだよ」

うわ…さらに誘惑…。

食べたいけど、ここはグッとガマンだ。

だってゆうべ、マルコさんに云われたもん。

「初香の腹、ポヨポヨで気持ちいいよい。そのうち腹にチンポ挟めるんじゃねェか?」って。

褒められてるとは思えなかった。

いや、どう考えても褒めてない。

そんなプレイ、したくない!!

いやいやそんなことより。

「ねーサンジくん、初香、お花見したいの。お弁当作ってみんなで行こ?」

サンジくんがレディに弱いって知ってて、首を傾げながら云った。

「もちろんいいよ〜。いつ行くんだい?」

それなのよ問題は。

「今日、三分咲きくらいだったから、次の日曜には見頃だよね。サンジくん、何か予定ある?」

サンジくんが来ればゾロもついて来るから、ゾロには聞かない。

頬っぺたにいっぱい料理を詰め込んでたルフィがゴクンとそれを飲み込むと、

「おれ!ヒマだぞ!エースも行くよな?」

と挙手した。

「あぁ…悪くねェな。来希も休みだろ」

それは知ってる。

くぅちゃんは専業主婦だし、くぅちゃんの旦那さんは土日休みだし、こっちも問題ない。

「初香ちゃんのためなら予定なんてぶっ飛ばすさ〜」

クネクネしながら、サンジくんが云ってくれた。

やった、決まり!

「んじゃそういうことで」

立ち上がりかけると、サンジくんが

「もう行っちゃうのかい?」

と聞いてきた。

「次はくぅちゃんに報告するんだもん。じゃあね」

行こうとしたら、

「初香ちゃんはおにぎり係だよ」

と云われた。

おにぎりか〜…って、ちょっと待て!!

「サンジくん、この面子だと何合炊けばいいの?」

「初香ちゃん、合じゃないよ、“升”」

マヂか!!

「うちの炊飯器、5合炊き…」

「米は炊いてあげる。中身よろしく」

「は〜い…」

ついでに、そこにいた人の中身の好みを聞いて、玄関に向かった。

と、サンジくんが追いかけてきて、

「ゾロの梅干しはコレじゃないとダメだから」

と、壺を渡された。

どう見てもサンジくんの手作り。

「ノロケ、さんきゅ〜」

今度こそロロノア家を出た。



*****


壺を持ったまま、次は松本家に向かう。

インターフォンを鳴らすと、くぅちゃんが出てきた。

「くぅちゃん、次の日曜はお花見だよ♪スモ様も休みだよね?」

くぅちゃんの旦那さんは、スモーカーさん。

見た目がかなり厳つい。

そして怖い。

さらに、内勤とはいえ警察官だから、眼光が鋭い。

ので、スモ様。

いや、なんとなく。

「わーいお花見楽しみ♪うん、旦那さんも休みだよ」

「で、ね、“あの公園”に行こうと思うんだけど、場所がさぁ…」

市内でも有名なお花見スポットの公園なので日曜ともなれば人出は相当なもの。

「うん、頼んでみる。多分大丈夫よ」

さすが警察官の妻。

松本家の勢力が伺える。

スモ様はくぅちゃんがいないと生きてけないもんね。

きっと当日は公園でスモ様の部下が場所取りしてんだ。

「で、その壺は何?」

手に持ってた壺を指さして、くぅちゃんが云った。

「ゾロ用の梅干し」

初香がおにぎり係になった経緯から話すと、

「初香ちゃん、わたしは昆布と椎茸のやつがいい」

と云われた。

あぁ、アレね。

アレなら我が家の常備菜だ。

「了解」

「わたしも何か作ったほうがいいかな」

くぅちゃんが云う。

「それも含めて、詳しい話はまた木曜ね」

木曜はロロノア家に集まって料理教室という名のだべり会があるから。

「うん、わかった。楽しみだね〜」

「うん、楽しみ〜♪マルコさんが待ってるから帰るね〜」

松本家を出て、家に帰る。

来希にはエースから伝わるだろうけど、今夜ちゃんと云いに行こ。




*つづく♪*…のか?


その後〜下の話の翌日・来希視点〜



「姉ちゃん姉ちゃん姉ちゃ〜ぁぁあん」

バタバタと姉ちゃん家に乗り込んだ。

「なによ来希、騒々しい」

突然の訪問、しかも騒がしい、さすがに姉ちゃん、ちょっとウザそう?

でも気にしなーい!!

だって今週の来希はスーパーなんだぜ☆

「姉ちゃん姉ちゃん!あのね、エースがね、来希にぷ…ぷ……プロポーズしてくれたの!!うふふ、来希幸福〜」

「え?マジで?」

なによ、疑うの?

「マジよマジ!きのうの夜、来希とずっと一緒にいたいって、結婚しようって、云ってくれた!!」

来希、姉ちゃんに連れられて喫茶店に行って、お義兄さんからエースを紹介してもらったときから、エースに夢中だもん。

でもエースは…毎日を生きることで精一杯っていうか先のことなんか考えてなさそうっていうか、来希のこと、どう思ってるのか不安で。

だからきのうの夜は、ほんとに嬉しかった。

「そう…エースが…」

姉ちゃんは呟くと、その頬に涙がこぼれた。

「な…!!なんで姉ちゃんが泣くの?」

「だってマルコさんが…エースは守る者がいればもっと楽しい人生を送れるのによいって云ってて。それが初香の妹だったなんて…ステキじゃん?もちろん、来希が幸福なら、それが1番嬉しいんだけどね」

うへへ、と姉ちゃんが笑う。

「うん、姉ちゃんはいつも来希のことばっか心配してくれて…ほんと感謝してるんだ。もちろん、エースを紹介してくれたお義兄さんにも」

えへへ。

「お義兄さんだなんて…マルコさんが聞いたらまた照れちゃうよ?」

お義兄さんは、来希にこう呼ばれるのを厭がる。

でも、事実じゃん。

「そういえば姉ちゃんは、お義兄さんに何て云ってもらったの?」

あの照れ屋なお義兄さんが、姉ちゃんに何て云ったのか、すごく興味ある。

「ふふ、内緒」

「えー教えてよー」

内緒なんて、気になるじゃん。

「内緒っていうか、うん…実は、さ。プロポーズ、してもらってないんだ。ただなんとなく付き合ってなんとなく一緒になっただけだから。もちろん、マルコさんのことは大好きよ?マルコさんも、そう思ってくれてると思う」

何それ!!

お義兄さんへの怒りがフツフツと沸いてくる。

そんな曖昧な感じで来希の大事な姉ちゃんを縛り付けてるの?あのパイナップルめ!!

「姉ちゃん!ダメだよそんなの!そういえば姉ちゃん、結婚式だってしてないよね?任せて!来希にいい考えがあるんだから!!」

“また夜ね!”と云って、姉ちゃん家を出た。


*****


夜、お義兄さんが帰ってくるのを家の前で待った。

「ん?初香の妹じゃねェかよい。何やってんだ?こんなとこで」

呑気に云うお義兄さん。

「ねぇお義兄さん、姉ちゃんにプロポーズしてないって、ほんとなの?」

「何だよい、薮から棒に」

来希の勢いに、少し尻込みするお義兄さん。

「何だよい、じゃないわよ。あのね、云わずに伝わる気持ちなんてないんだよ?このまま何の言葉もなく姉ちゃんと一緒になんて、いられると思わないでよね!!」

「…何の話だよい?」

お義兄さんは、頭にハテナがたくさん浮かんだような顔をしてる。

「だから、してないんでしょ、プロポーズ。姉ちゃんはああ見えて意外と乙女なんだから、ちゃんと言葉にして伝えなきゃダメ…」

「待てよい、なんでプロポーズしてない前提で話が進んでるんだよい?おれァちゃんと云ったぜ?」

そうだよ、ちゃんと云っ…た……ぜ?

「…は?」

「だから、ちゃんとプロポーズしたって云ってんだよい」

「だって姉ちゃんが…何も云ってくれてないって…」

云ったよ…ね?

「アイツが憶えてないだけだろうがよい」

ダメだこりゃ、1人ずつ聞いてもわかんない。

家の中に入ると、お義兄さんもついてきた…って、そりゃそうだ。

「姉ちゃん!お義兄さん、プロポーズしたって云ってるよ?」

どういうことなの?と聞く。

「何よいきなり…」

「した…よな?」

お義兄さんも、後ろから聞く。

「え…いつ?」

姉ちゃんは本気で心当たりがないって顔してる。

「いつ?って…いつだったかは憶えてねェけどよい、夜、ベットの中で…」

「「わーわーわー」」

突然何云うんだ、このオッサン!

ほら、姉ちゃんも慌ててるじゃんか。

「お前、あのとき惚けてたのかよい?」

「妹の前で生々しい話しないでよ!」

全くだよこのバカ夫婦…。

「道理でぼんやりした返事しか返してこねェと思ったよい…」

呆れてモノが云えない…。

「そんなときに大事な話をするほうが悪いんだと思う…」

ってかもう勝手にすればいい。

「初香…。憶えてねェなら仕方ねェ。でもな、お前はおれの女だ。おれはお前しか見てねェ。わかったかよい?」

お義兄さんが云った。

ちょ…来希の前で…照れ屋じゃなかったの?

誰このおれ様。

「うん…」

姉ちゃんはそれだけ云うのが精一杯って感じで、お義兄さんに抱き付いた。

ほっ…ひとまずよかった。

「はいはーい、来希から提案がありまーす!晴れてエースと来希も結婚が決まったってことで、ここは2組一緒に披露宴ってのはどうだろう?」

甘い空気を醸し出す2人に割り込むように、そう云った。

空気クラッシャー?上等だ。

「「は?」」

もう、2人してアホみたいな顔しないでよ、特にそっちのパイナップル!

「エースの奴、プロポーズしたのかよい?」

「そうなのよ、マルコさん。もう初香、嬉しくて嬉しくて」

「ね?いいでしょ?姉ちゃんもドレス着たいよね?」

姉ちゃんと一緒に披露宴、来希、マジだよ?

「おれ、エースと義兄弟かよい」

「あ、そういうことになるね。どうする?エースに“お義兄さん”とか呼ばれたら…」

「冗談じゃねェよい!おい、初香の妹!これからはおれのこと、名前で呼べよい!!エースがつられてお義兄さんとか呼びやがったら張り倒すからな!!」

「ちょ…!!聞いてるの?2人とも!!」



かなりドタバタしたけど、数ヶ月後、ほんとにうちらは一緒に披露宴をしたのでした。


*おちまい*


町内妄想ちょっと過去の話〜ポートガス・D・エースの本気/来希視点〜



「来希、おれと結婚してくれないか?」

いつものデートの帰り道、送ってくれたエースを部屋に上げてお茶を飲んでいたら、唐突にそう云われた。

「え?」

キョトンとしてエースを見ると、真っ正面から見つめてくる強い瞳とぶつかった。

「あの…さ、ほんとはおれ、結婚とか全然考えてなかったんだ」

ポツリポツリと語られるエースの話。

「前に云ったけど、おれの父親は世界的な犯罪者だ。母親はおれを生んですぐしんだ。こんな血を遺すことも家族を作ることすら、おれには興味なかった。血は繋がらないけど手のかかる弟もいて、それで手一杯だ。でも…」

エースに手を握られた。

「お前なら…“エースはエースだよ”って云ってくれたお前となら…ずっと一緒に人生を歩いていきてェって思う。もちろんお前が厭じゃなかったら…なんだけど…」

「バカだね、エース…」

「な!おれは本気で!!」

ギュッと強くエースの手を握り返した。

「わたしはエースのいない人生なんて考えられない。エースが結婚考えてないことくらい、知ってたよ?それでも一緒にいられるならそれでいいと思っ…て…たけど…」

ヤバい、泣いちゃう。

「嬉しい…」

ポロッと涙がこぼれた。

「泣くなよ…」

エースが頭を撫でてくれる。

「だって嬉し…」

「当分は弟…ルフィが1人立ちするまではルフィも一緒だけど、おれと結婚してくれるか?」

「こちらこそ、ふつつか者ですけどよろしくお願いします」

泣いて笑って、将来を誓った。



「一生幸福にするからな!!」

「うん!あ、そうだエース、わたし、結婚するなら家買う!姉ちゃんの隣の家、今空いてるんだ」

「買うってお前…来希の姉ちゃんって、旦那マルコだぞ?」

「何がいけないの?」

「はぁ…職場も家も一緒かよ」

「エースがルフィと一緒にいたいなら、来希も姉ちゃんと一緒にいたいもん」

「ま、しょうがねェか。次の休みにでも見に行くか?」

「うん!ありがとうエース、大好き」



*****


こんな感じで、初香の隣に引越してくるといい

ついでに云うと、マルコさんの紹介でエースと来希が付き合いだしたんだったりして。



「なぁ初香、お前の妹って彼氏いるのかよい?」

「は?来希のこと?今はいないハズだけど…なんで?」

「いや、エースのことだけどよい、全然特定の女作んねェからどうかと思ってよい」

「あは、そしたらマルコさんと初香とエースと来希でデートできるね」

「これ以上の子守はごめんだよい!!」

「これ以上って何よ」

「初香もこどもだろうがよい…」

「マルコさんはオッサンだもんね」



なんて、ね


前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2024年05月 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31