○○恐怖症
私の場合は失敗恐怖症。
失敗するのが怖い。
自分を否定されてしまうんじゃないかと、恐れる。
だから今回のも、素直に恋だと思えばいいのに、「失敗」が怖くて踏み出せないんだ。
思い出は時間が経つにつれ、自分に都合のいいように美化されていく。
そうして思い出に恋をしてしまったならば、きっと同じように執着する。
恋は盲目。
変わるのには時間かかるけど、変わってしまえばいっそ清々しいまでに一直線。
だから、怖いの。
全てを晒した後に拒絶されるのが。
怖すぎる。
ならば、現実を見させて。
現実を見て、判断させて。
――なのに、アナタはいない。
すれ違いすれ違い…どうしていつもそうなの?
恋の女神さま、たまには私にも微笑んでよ。