無性に恋しくてかなしくて、
あぁ、やっぱり好きだなぁって思うよ。


子どもの話を、よくします。
本当はすぐに欲しいけれど、
環境も、私たちも、まだ、
そのためには整ってはいません。

でも、
心から、新しい家族を望んでいるし
何よりも、早くお父さんになったあなたが見たい。
あなたと一緒に、大切な家族を育んでゆきたい。

余所見もするし、足取りは覚束ないし
無い物ねだりで、不平不満ばかり、だけど

あなたのことだけ、を、
あなたを心底、信じているんです。
頼っているんです。甘えているんですよ。



お父さん。



はやく、あなたのことを
そう、呼びたい。
あなたが笑顔で、我が子を抱く様を
あなたが幸せに浸る景色を
はやく、見たい。

今日、私は心から
沸き起こるかなしみと共に
理由なく溢れる涙と共に
願ったのです。



何年も、何十年も、この先ずっと
あなたの隣に
あなたの隣で
私は笑っている。

そして、いつか
その笑顔がセピア色に変わるまで
あなたのために。