絵を描く才能があると信じているが、美大に行って潰しの利かない人生を選ぶ度胸の無かった清水あやめは、同じ高校出身の鷹野の友人で、絵が凄く上手な田辺颯也を意識する事で、今までの“生活感を憎む”ような、画面の外で人が生きている感じがしない自分の絵に疑問を持ちはじめてしまい…。

「しあわせのこみち」他二編。
辻村深月作品の有名どころの登場人物が出てくる、その後を垣間見れる短編集。

『光待つ場所へ』
著者 辻村深月
発行者 株式会社講談社
ISBN 978-4-06-216251-7

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。