曽根田のばあちゃんの見舞い代行に行った多田は、騒ぎに巻き込まれそうだと言われる。
いつもバスの間引き運行を監視依頼してくる岡が持つ畑で、無農薬野菜を作り売るHHFAという団体がまほろ駅前で幅を効かせているとルルから聞いた多田は、キッチンまほろのオーナー・柏木亜沙子からも、無農薬野菜の押し売りが酷いのだと相談を受ける。
同じ頃、星からもHHFAを調べろと依頼があり、かつて星からサトウ売りのバイトを引き受けていた由良公の友人・背後霊が、HHFAにはまる母を持つ息子で、朝から無賃で畑を手伝い、販売までしていると助けを求めてきた。
無農薬と唱いながらも、農薬を散布しているところを見つけた多田達だったが、HHFAはそれだけではないようで…。

『まほろ駅前狂騒曲』
著者 三浦しをん
発行社 文藝春秋
ISBN 978-4-16-382580-9

以下、追記で感想なので、ネタバレする上に主観入ってます。読んでない方や苦手な方はブラウザバックでお願いします。