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人からハッピーを貰うから、私も次へまわす。ペイフォワード!

バレンタインが近いのでチョコにクッキーとアーモンドとくるみを混ぜ込んだものを量産した。つもりだったができたのは小振りのが33個。板チョコ8枚ではギリギリだったようだ。

就職先を吟味するため、なんばにあるタイ式リラクゼーションサロンに行った。癒し(IYASHI)という店が難波と日本橋の南の商店街にあるはずだったがそういう店名のサロンは見つからず、王宮というタイ式サロンが見つかったので、そこで1時間後に予約をとった。
60分3800円という安さ。

なんばまで来たので喫茶サンモリッツで卵とほうれん草のカレーを食べるつもり満々だったが、定休日のためお休みだった。まさか今日が火曜日だったとは頭になかった。

サロン王宮の受付はまるでカラオケボックスのようで、変なデザインのところに来ちゃったぞと思っていたが、担当のサオリさんはニコニコと笑顔の気持ちよい人で片言の日本語がほほえましい。彼女は台湾人だが、タイ人からマッサージを習ったらしい。
激安なのにちゃんと足湯がついていた。最初、部屋に放っておかれたときは、接客の適当さを感じていたのだが、施術がはじまってみると気持ちいいし、サオリさんは愛想よく話しかけてくるので
けっこうぶっちゃけトークをして、全体的に楽しかった。
まだマッサージ歴半年ということだったが技術はあると思う。途切れないし気持ちよかった。ちゃんとマメに声をかけてくれるのも配慮が感じられた。
サオリ(サユリ?)さんも「今日ほめられて嬉しかった」と言ってくれて、
施術後には熱いお茶を飲みながら心地よい会話をして、
ドアのところでさよならの挨拶をしたあと、私が階段を数歩おりたところでまた「お姉さんもがんばってください!」と後ろから言ってくれて、とても嬉しかった。

サロンを出たとき私は幸福感で体が包まれていた。
リラクゼーションって体がほぐすだけの技術じゃなくて精神面もとても大きいんだって気づいた。
お客様との一期一会も素敵な出会いなんだって気づきなおした。自分がそう思って接すればお客様もプラスな心で応えてくれて、お互いに心を高め合う効果になりうるんだ。
相手に心を許して施術してもらうことで、身体的な技術以上に、体がほぐれるんだなって。
そして、もしお客様が自分を気に入ってくれたら、キャリア歴にこだわらず自信をもって応えた方がいいんだと思った。

彼女に会いにまた行きたいなと思った。人は技術に会いに来るんじゃない、人に会いに来るってこういうことなんだと思った。魅力のある人に会うとモチベーションが上がるもんね。心もリフレッシュしたくてくるんだ。

そうやって、幸福感に包まれると、細かい悩みなんてどうでもよくなった。
体も軽くなって調子もいいから心も軽くなるし。
こうやって、前向きなハッピーをたくさん持っていくことが、何かに依存せずに生きるには必要なのだ。甘いものとか、恋愛とか、そういうホリックになりそうなもの。

久しぶり

ここに旅の気持ち綴ったね〜。
あの当時に比べると随分私は恋愛に臆病になっている。
やはり旅の道中というのは責任も軽いし全ては流れていくから、いいなと思えばダメもとで押しちゃえという強さがあった。
今も別に軽く付き合っていい気持ちだからいつでも恋を始められるんだが、仕事や勉強の毎日に恋愛の攻撃性を入れる精神的体力がない。
性に奔放になりたいという気持ちももうない。最後に傷ついた時を思い出す。表面だけのロマンスにはもう酔えない。嘘だって知ってるから。

4

最初は彼をあきらめきれない部分もあったが、
深く考えないようにしようと思った。よく覚えていない。
少なくとも彼との空気を自然なものにしたいと思った。
私の言ったひとことによって彼が少しローラに近づくのを遠慮しているのを感じた。
自分がそんな理不尽な遠慮をさせていることが厭だった。

次の夜は皆でビリヤードをして遊んだが彼に自然にできなかった。
その後は皆でディスコに行った。
ローラは先に帰った。彼は残っていた。私は日本人の男の子と友達になったこともあったのも少しだけ気持ちが軽かった。
だから普通に夜を楽しみたいと思った。酔っ払っていることもあったから
グレッグに対して普通にできた。ローラもいなかったし。ローラがいると彼に必要以上に近づけない。どれくらいの距離が自然かとか考えてしまう。

ほかの友達ともだし彼の手を取ってダンスしたりした。
それでバンガローに戻った。
「あなたは冷たい人だ。」
「僕は冷たくないよ」
「冷たいよ。ルアンパバンでさよならしたとき、あなたは何にも感じなかった。2週間いっしょに旅したけど、それはなんでもないことだったんだ。」
「ちがうよ、君との旅を終わらせるのは悲しいよ」

彼のバンガローの前で座って話した。
「君はひとり部屋を取る方がいいの?」と聞いてきたので
「うん。昨日はよく眠れなかったし。」と答えた。

「2人分の荷物を置くと部屋はせまいし。一緒に寝るのはストレスだし」
「ストレス」
「だって!正直に言うと、ルアンパバーンの後、私はすごく悲しかった。皆がバンビエンに来るのをすごく楽しみにしてた。ほんとうはルアンパバーンのとき、物事が変わっていってるのに気づいてた。」
「私にとってビエンチャンでの旅はとてもつらいものだった。言いたいのは、あなたは私なしで楽しんでたってこと。」
「君もいったように旅先で新しい仲間に出会うし、ときどき僕も仲間と楽しむよ。他の人ともいっしょに旅したけど皆に感謝している。僕は君と旅できて感謝している」


「私も感謝している。あなたがいいたいのは一般的なことだね」
「そうだよ。いっしょに旅したすべての人に感謝している。もちろん君にも。」
「よく分かった。ありがとう。おやすみ。」
恋愛感情はありません、仲間として感謝しているということを聞いて、気持ちの整理をつけるときだ、って思った。だからすぐ寝た。よく寝れた。

いい忘れたがバンビエンにきてまた彼はATMでお金がおろせないといっていた。
「今はお金借りるのにローラについていく必要があるからローラについていくけど。でも君もタイに行くならいっしょに国境こえてチェンマイまでいっしょにいこうよ。」
「わからない。私はいっしょにいきたくない。ラオスの南を旅していきたい。」
というやりとりもあった。

翌日、モンクアで会ったアレックスにばったり再会した。
なんとなく流れでアレックスも加えてみんなで洞窟にバイクでいった。あとラグーンっていう水遊び場がある綺麗な蒼い水のある場所に。
アレックスはとてもフレンドリーで、ときどき手をとって助けてくれた。
その翌日また皆でラグーンへ。
アレックスはビエンチャン行きのバスチケットを買ったといっていた。「君もいくの?」ときかれ
「いや‥ここに残る」といったらちょっとだけ残念そうだった。
遊んでるときに、「ここはいい場所だよ。もうちょっといればいいのに。」
といったら
「だよね。もう1日ここにいたい。でもチケットかっちゃったし。」
「日にち変更できるかもしれないじゃん。わからないけど」
アレックス君は若いリトルボーイだけど、だからこそ可愛いところがいっぱいあった。
どうにかしようという気持ちはないけど、かれの笑顔に救われる部分がいっぱいあった。

この数日の間に、ローラはビルマ行きのビザ獲得のためビエンチャンで数日過ごさねばならずタイのチェンマイ行きを変更してバンコク行きへ変更するという話になっていた。
そのため、グレッグはローラについていくのをやめた。かわちにマティアスにお金を借りることにしたようだ。
そして彼はビエンチャンのような都会にはいきたくなく、バンビエンに残りたいといい、いっしょに残ろうといった。
私はビエンチャンの近くの村の祭りに興味があったのでビエンチャンにいこうかと思っていたが、村の場所を唯一知っている地元人MrTaが村にいかないことをしり、バンビエンに残る流れになった。

私は彼のころころかわる調子のよさが 腹立たしかった。
と同時に自分のたびを楽しみたかったし、ここでアレックスという魅力を感じれる男の子に会えたのは大きかった。
しかしアレックスはバスチケットを変更できなかったのか、翌日、バンビエンを去っていた。
同じ日にローラとクリスタフにもバイバイをした。

私はアレックスに早くおいつきたい気持ちだった。だからバンビエンは1~2日くらいでいいと思ってた。


バンビエンで2人で過ごすうちに友情的はものはもどっていったが、どうしても100%恋愛感情抜きというのは難しかった。
彼が女の子とのみにいくと嫉妬するし、彼も私が男友達を発見して話すとぶすっとしていた。


1日目、彼は夕方から別行動を好んだ。それはなんの問題もなかった。さらにかれは夜ラオ人の女の子と飲みにいくといった。それは問題ないが、
個人的に部屋に残された私は幸せではなかった。さらにこのときATMトラブルも発生したのでなおさらいらいらした。私はパーティパーティした場所には行きたくなかったから静かなバーに入って
少し女の子たちと離した。グレッグは2時半くらいに戻ってきた。
感情的に不愉快だった。

2日目また彼はそのラオ人の女の子と飲みにいったが23時ごろもどってきた。私は日本人の男の子たちと町で会って飲んでいたが10時半ごろもどtった。女の子たちとジャングルパーティに行く予定だったが 、ねむたくて熟睡した。
この日彼は、マティアスから借りたお金が残り少なくなり、ビエンチャンで返すからお金を貸してくれないかと頼んできた。そこで、私は一気にこの男が嫌いになった。
なぜなら前日コストの高いカヤックをしたばかりだったからだ。資金がすくないならどうして高額のアクティビティをしようと言ったのか。このルーズさが腹立たしかった。
いざとなればお金を借りればいいと思っているからどういう使い方ができるのだ。だから口論になった。
私は言った
「なんでお金が残りすくないのにカヤックの費用は問題ないとか言ったのか。私があなたならもっと節約する。だってそれは借りたお金で自分のお金じゃないからだ。しかも次いつATMから自分のお金が引き出せるか分からない状況ならなおさらだ。」
「お金は貸せる。ビエンチャンで返して。ビエンチャンからは1人で旅する」
彼の顔はショックそうだった。
それも腹立たしかった。ローラについていく気だったときは私との旅を終了することに殆ど準備ができていたくせに、そのあてが無くなって態度が変わったのだ。
「ルアンパバーンでさよならしたときは平気そうだったくせに、今はお金を助けてくれる人がいるから私を必要としている。」
「たしかにお金を貸してくれるのは必要だけど、それだけでいっしょに旅したいんじゃない。いっしょに旅を楽しめる仲間が必要なんだ。僕がお金だけのために君といっしょにいたいと思ってるのか」
「そうかもしれない。決してわからないことだ。」


3日目、この日はおだやかな日だった。いっしょに自転車をかりてラグーンまでいった、楽しかった。
ラオ人の女の子がたずねてきて、3人でのみにいくことになった。
彼女が彼と2人だけで話したいのは明らかだったが、一応ちょっと参加することにした。
最初のレストランで問題なく他の人たちも含めて飲んでいたが、
22時半をすぎたころ、他の人たちが場所をかえて飲もうといいだした。しかしグレッグとそのラオ人の女の子はクッションに座っていい感じのだべり中だったので動きたくないとのことだった。
話し相手としては他の人たちといっしょにいたかったので私はグレッグにバイバイをして別のバーに飲みにいった。

しかしすべて終わって部屋にかえってきたら、部屋の中に誰かいた。グレッグとサヤ(ラオ人)だった。
しかも部屋くらかった。2人は笑って「入ってきなよ」と言ったが
グレッグは上半身はだかだし部屋は暗いしで、いったん部屋を閉めて外に出た。
グレッグが部屋から出てきて「何もないよ入りなよ」と言った。
「でも部屋くらかったし」
「鍵がなかったから電気をつけられなかった」
「なるほど」
二人はベッドに寝転がっていた。
で、電気をつけて私はちょっとだけ話して、歯磨きして寝る準備をしたが2人は終わる様子がなかった。
サヤは手を上半身裸のグレッグの肩に乗せて、2人でいちゃいちゃしていた。
私は最初は我慢して自分のベッドで寝ようとしていたが寝れるはずがない。サヤも帰る様子がないので
ついに怒って、
「2人ともサヤの部屋にいったらいいと思う。場所を変えて。お願い。これはおかしい状況だよ。普通のじゃない。私に敬意を払って。お願い」
と言ったら
「そうだよね。うんごめん」
と2人とも出て行った。
グレッグは「5分でもどってくる」と言ってでていった。
10~15分後くらいにもどってきた。
ごめん と言われたが腹立たしいやら 怒るポイントをどこにしぼっていいやら分からない。
だって怒りの原因は嫉妬だが彼女ではないからそこには怒れない。
「この部屋は私の部屋でもあるんだから」とだけ言ったが
「その通りだよね。ごめん」
と言われた。
でも少しうとうとしたけどなかなか眠れなかった。
1時~2時半まで眠れずにいたので、もう我慢するのがいやだったから部屋の外に出てハンモックの上でkの長い日記を書くことにした。

そういうわけで私はとてもむかついてた。

今は、すこし冷静である。思い出すと腹がたつが、
この長い心情の変化を客観的に文章にするのはとても自分の状況と気持ちを整理するのによかったと思う。
日記を書いているときわたしはグレッグへの怒りを忘れていた。

ANywayわたしはいつでもひとりで旅を始める準備ができている。


そういえば今日ビエンチャンに行く予定だが、
FBでクリスタフとローラにメッセージをおくったところ、わたしにはクリスタフから、グレッグにはローラから返事が返ってきていた。
メッセージを送ったのはわたしであって、グレッグではない。メッセージを分けて送る意味も分からない。だって2人へ同時にメッセージを送れるのだ。
ローラが個人的にグレッグにメッセージを送りたいのだと思った。それで、ビエンチャンで2人に再会するのがこわくなった。またふゆかいな思いをするのはいやである。
でもバンビエンから動きたいといって、ビエンチャン行きを決めたのはわたしである。グレッグはもtっとバンビエンに居たがっていたしローラにコンタクトをとって再会しようとも言ってなかった。
メッセージをおくってしまったのはわたしである。
決めたのはわたしである。shit

つづきのつづき

待っている3日間はとても長かった。
やっと私はグレッグにバンビエンで再会したが、グレッグにとっての私との再会は、私のそれよりも、喜びが薄いように感じた。
その晩みんなでとった食事では、ローラとグレッグの親密さを見せ付けられて、私はとても悲しかった。
私は自分の荷物を友達の部屋にあずけていて、
ローラたちのバンガローはちょっとそこから距離があったので、
その晩の状況としては私は1晩くらい友達と同じゲストハウスに部屋をとるのが自然だった。
オーナー?の人も一晩30000キープでいいから泊まりなよと言ってくれたし。これはとても安いオファーだった。
でも私はそれまで待っていたこともあり、心情的にどうしても、彼と同じ部屋に泊まりたかった。
せめてルームメイトとしての特別さを感じたかった。

実際彼は部屋にはでっかいベッドとスペースがあるからといって泊まらせてくれた。
でもローラが彼に好意をもっているのは明らかだった。
それ以上に、彼と私の間の空気はなんだかギクシャクしていたことが私の気持ちを決定的にさせた。
私もだし、彼も私といっしょの空間にいて、心地よさそうではなかった。
なのに、同じベッドに寝たから、不自然すぎてとてもつらかった。
私は、もしかしたらこれが最後のコミュニケーションのチャンスかもしれないと思った。
だから言った。
「私は明日から部屋をかわるべきだね。だってこれは不健康的だもの」
彼は意味が分からなかったらしく「どういう意味?」と聞いた。
「分かるでしょ。これは健康的じゃない。精神的に。」
「わからない」
「だって明らかにローラはあなたが好きだしあなたはローラが好きでしょ。2つのベッドがあれば問題ないけど同じベッドをシェアするのはいい状況じゃない。」
「‥君は僕がローラを好きだと思うの?ぷっ なんで?」
「だって、目が!」
「目が!?」
「‥いやいやいや、‥ローラはただの友達だよ。僕はローラのバンガローにさっき行ったけど僕たちの間には何もないよ。ただの友達だよ。」

といわれても、実際ふたりの間にラブラブオーラを感じる私は、それはよかったとは反応できない。それに彼の私に対する態度も前よりよそよそしいし。

「わからない。わからないけど、明日また考える。今日は寝る。すごく疲れた。」
と言って寝ようとしたけど、寝たには寝たけど、あんまり眠れなかった。
よく覚えてないけど、よくない夢をみて汗をいっぱいかいて目が覚めた。

そんなふうに彼の横で悪夢をみて眠れない夜を味わうのはもういやだと思った私は、
翌日となりのバンガローに部屋をとった。
それを彼に告げたとき、彼は「ok!バイバイ!」と笑顔で言った。実に腹立たしかった。

その日は彼とマティアスと川辺で遊んだが、私たちの間には変な気まずさがあった。
水をかけあってそれを打ち消そうと試みたが、解氷されたとは感じなかった。
だから私は部屋をかえることを決意したのだ。

私は、ふたりの関係性を友達以上のものに決定ずけてしまうような一言を、言うべきではなかったと思った。少なくともそれまでは友達としてのフレンドリー感が一応あった。

つづきである

そういうわけで、なんとなく一気にテンションが下がったのだが、
そう簡単に恋愛感情が抜けるわけではない。
その後は2人で小山に上って夕日をみたし、夕飯は皆で食べた。その工程で関係はまぁ修復された。夕日を見てるときは実にカップルのようであった。
1晩邪魔者があっての、やっと2人きりになった夜だったので、何かが起きるのに期待するのに十分な状況ではあった。
金銭トラブルがなければ私もそれは同じだったが、彼を信じきれない部分もあったし、
その夜彼がはじめて上半身裸でベッドに入っていたので、リアルすぎてちょっと引いたのもあって、
自分からせまるほど気持ちがあるわけでもなかった。
実に緊張感ただよう一夜だったが、そういうわけで何もなかった。
彼もあまり眠れなかったようすだった。あのよる2人の間に変な期待的な緊張感があったのは間違いない。

その翌日の朝までは彼が好きだった。
でもバスに乗り込むときに、彼が「4000キープ持ってる?」ときいてきて
ひとり12000キープなのに何いってんだと思ったら
私の手から紙幣を取りだして24000キープ払わせた。
もちろん時々支払いをシェアして後で精算することはあったが、そのやりとりに実に違和感を感じた。
もちろん後から返してもらえるけども、その行動がなんのためらいもなく12000あとで返すからというひとことも無かったので、私の中は疑いでいっぱいになったし
それ以上に、自分だったら、友達に対してそういう図々しいことはしないと思ったから、少なくとも彼は金銭に関してルーズだろうという結論に殆ど達した。
そこから、金銭に対して私は敏感になってしまった。

バスからボートにかけて私は実に冷たくなったので彼もそれに気づき、
「君は12000払ったから僕あとで返さないとね」って意識的に確かめたりした。

彼はハンサムだからそうやって女の子をとりこむのも訳無いだろうとか、そんな恵まれた男性が自分を気に入るなんておかしいと思ったとか考えると、実に残念だったし、彼がそういう人間であるという可能性の方がしっくりくると思った。
いったんそうなると彼に対してラブラブモードを出すことができなくなった。
ラブラブモードになると断りずらくなるから無防備にはなれなくなった。

それでそれ以降彼がお金を私に頼むことはなくなったんだけど、
それ以降彼の言動1つ1つが腹がたつようになってしまった。もともとは彼は私に似ている部分があって、それだから気が合うっていうのもあったんだけど、それがいったん目につくと、
似ているからこそ腹がたつという同族嫌悪におちいってしまった。

だからできるだけ友達として最低限好意的に接しようとはしたが、
基本的にポンサリー以降、モンクアでもモンノイでもノンキョウでも私は彼に対してしょちゅう冷たかったし、言い返さずにはいられないという状態だった。
彼がそれに対して悲しいというか幸せではない心境だったろうことは想像できたが、自分の気持ちをコントロールできなかった。
とくにノンキョウでは私はグループから時々はずれてマイペースな行動をとっていた。
だからローラが時々私に対して苛っとしていたのは感じた。

でもノンキョウで最後にした長距離トレッキングとホームステイで、いけすかない女の人が1人参加していたこともあって、やきもちから、グレッグにたいして好意が少しもどっていった。
私自信、外国人と相思相愛的な関係になるのはレアだったから、それを取り戻したい気持ちはあって、だから彼に好意がもどっていったとき私は嬉しかった。
これで少しずつ関係がもどるとおもった。

とくにノンキョウからルアンパバーンのバスの中では試し試し彼にひっつくようにして、
最後らへん私たちはくっついていた。彼もひっつこうとしていた。あの時が最後だった。
そのバスのあと、私はいきなりは態度を変えられずに、そんなにラブラブモードを出せなかった。
だって、それまであんなにツンケンしてたのに、いきなり態度を変えられない。恥ずかしかった。

ルアンパバーンで私は移民局事務所にいき、ラオスでの自分の滞在期間が延長できないことを知り、
急遽、ビエンチャンへの夜行バスにのって翌日国境を越えないといけなくなった。
それまでの彼は私といっしょに旅をしたがっていたので私は彼がいっしょにきてくれるのではと思っていた。
しかし私がそれを話したとき、彼はただ、「ok」と言った。顔もそういう顔だった。
私はすごくショックだった。ビエンチャンに行かなきゃいけないことより彼の反応がショックだった。
そしてローラとグレッグの親密感が増していることにも気づいたから、とてもショックだった。
一応、国境を越えたあと、バンビエンに行くだろうことを話したらそこで落ち合ってまた部屋をシェアしようと言ってくれたし目を見詰め合ったが、私は彼らを残していくのがとても不安だった。

実際、ビエンチャンでのたびは私にとってとてもとてもつらいものだった。
私は彼にした態度を後悔し、それをフォローできなかったことが残念だった。
同時に、私はその時の自分の気持ちをコントロールできなかったことも分かっていたから、後悔とは違っていたかもしれない。
でもあの時の私の気持ちは、もし次に彼に会う時には、彼を尊重してあげて、彼の意見を否定とかせずにできるだけ受け入れてあげるようにしようと思った。
多少彼の子供っぽいところも、自分が大人になって、寛容な気持ちで捉えるようにしようって思った。
もしチャンスをもう一度もらえたら次は離したりしないって思った。

バンビエンで私はドイツ人の4人グループと会ったから部屋をシェアできたし寂しい思いはせずに済んだ。でもルームシェアはグレッグがいちばんしっくりするって感じたし、会うのが待ち遠しかった。
離れてみて大切さに気づくってこういうことなんだと思った。
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