話題:写真。

厳美渓での一枚。

厳美渓とは国の名勝であり天然記念物でもある渓谷だ。
伊達政宗公が『松島と厳美が我が領土の二大景勝地なり』と賛美の言葉を残したとも伝えられているとの事。

小学校に上がるか上がらないかの幼い頃に家族で訪れたきりだったので、久々に切り立った岩肌や水の浸食による奇岩怪石の広がる景色を眺め、懐かしい気持ちになった。
とはいえ荘厳な景色に息を飲みつつも、あの頃に感じた驚き等は全く無かった。
大人になって目線が高くなり、景色の見方も変わってしまったからだろうか。

因みに此処では空を飛ぶ『かっこうだんご』が有名だ。
東屋から木槌を叩いて合図を送ると、対岸の店舗から籠に入った団子とお茶が手動で送られてくるシステムになっていて、これは私が幼い頃と変わっていなかった。
今回は買わなかったのだが、他の観光客が楽しそうに買って食べている姿を見て、いつまでもこの購入システムを続けて欲しいなと思った。