闇バイト

先月、退職代行に関するテーマのチャットルームに
「闇バイトにも退職代行を使えないか」という書き込みがあった。
その書き込みに対して(このような相談をするという事を闇バイトをしてそれから逃げたい=犯罪行為の加担をした当事者)
ということで「逮捕されろカス」「使えるわけないだろボケ」と言った返信が相次いだのだ。
個人的には本当に逮捕された方が、警察や刑務所に完全に身元を預ける形になるのである意味安全だとは思う。
しかし書き込み主は「とりあえず(飛行機の距離で離れている都道府県)に家族で逃げましたw」とあおるような返信をしていた。

これまで、本当に闇バイトに手を出してしまった友人や知り合いなどは周辺にいなかったので、
興味本位で「ぼかして構わないので、どういった仕事内容をしましたか?」と返信をした。
退職代行に関する意見交換を行う場所なのに、完全から本題にそれているが
この自称闇バイト実行者の相談以前は、特に誰も書き込んでいなかったので短時間なら迷惑にならないだろうと見越した。

自称闇バイト実行者から私の書き込みへ返信があった。
※念のため、文はそのまま貼らずに箇条書きかつ多少脚色を加えておく
・書き込み主が行った犯罪行為は所謂「受け子」
・指定された住所へ指定の服装で行き、マニュアル通りにターゲットを話をして大金を受け取った

そして私の質問にはないことも続けて書いた
・受け取ったお金を飛ぼうと考えたが、位置情報を監視されているのでできなかった
でも今はされていないよ!
・報酬は二桁万円
・指示役から「今後もまた手伝ってほしい時は連絡をする」と言われて、
既に今回の報酬だけで十分なのでやりたくないと伝えたら
「辞められると思うな。お前の住所、家族構成、実家の場所、全部おさえている」と脅された

恐らく罵倒レスポンスの中で、唯一自分の行動に興味を持ってくれた人が出てきて
とても気分が高揚して話してくれたのだろう。
以前マイミクやツイッターのフォロワーにいた自称バンドマンや芸術家の彼女を名乗る人にバレバレの嘘エピソードを披露されたとき、
羨ましいなあ、すごいなあ、と相手をもちあげながら信じているフリをしたら聞いてもないことをペラペラ話してきたことを思い出した。


さて、ここで「受け取ったお金を持って飛ぼうと思った」という話だが、
これを行うと指示役のさらに上や裏にいる、自分が顔も声も実態も知らない反社会的な人たちから常に背後を狙われ、
寝首をかかれる不安を抱くことになるかもしれない。
実際、いつだったか殺害された某配信者も、こういった特殊犯罪の手伝いをして、
被害者からだまし取ったと思われるお金を持ち逃げした結果、殺されたという説がある。
しかしかねてより配信者自身が様々な犯罪行為や加害行為を繰り返していたため、
多くの人から怨恨を抱かれていたのも事実なので、本当の死因は闇の中だ。

ただ少なくとも、遺体はキャリーケースに詰められていたという背景から見るに、他殺であるのは紛れもない事実だ。
エスパー伊東氏の芸の真似をしたつもりが…という背景が無い限りは。

そして持ち逃げした時のペナルティは命を狙われる以外にも、指示役によっては指示役自ら警察に通報し、
自分が指示役だという事を警察に明かしたうえで、持ち逃げした駒から預かっていた身分証から駒の個人情報を全て伝えて警察に捕まえさせるらしい。
それでは指示役が逮捕されるのでは?と思うかもしれないが、残念ながら加害者から奪った金を持っているのは駒自身なので
犯罪行為を今実際にしているのは駒自身なのだ。
そして通報する際、指示役はトバシの携帯を使って通報するとのことなので、逆探知などをしたところで煙に巻かれるのがオチなのだ。
なので警察も、確実に捕まえられ、かつ間違いなく他人からだまし取ったお金を手にしている駒を標的にするのは明らかなのだ。

持ち逃げのリスクはこの事件や私が噂で耳にした話を知らなくても、
少なくとも反社相手に喧嘩を売るという行為の時点でやったらまずいなと思いつくと思うが、
位置情報監視という枷がなかったらやっていたであろう判断能力や、
今回私は箇条書きで書いた返信内容の元となった文章の文体のおかしさから見るに、
言葉は悪いが「足りていない」部類の人なのだ。
だから手を貸した時点で色んな意味で人生の破綻が確定する、闇バイトに手を出すのだろうが。


しかし私はこの相手に説教したい気持ちもなく、かつ相手に人生の指針を取り戻してほしい情もない。
「どうでもいい」ただその一言だけだ。
もしかしたら、闇バイトをやっていたという脳内設定で創作を披露しているだけかもしれない。
文字だけのやり取りでは、見えないことばかりだ。
創作にしろ真実にしろ、私はレスポンスの礼を書き込み、
出頭して今のうちにツケを払うか、新天地で日々大きくなるツケの支払いに怯えるか
ご自身の人生なので任せます。
そしてここは退職代行に関するチャットルームなので、この話はここまでにしませんかと呼び掛けて文を送信した。
ここで自称闇バイト実行者の書き込みも止まり、
しばらくして退職代行会社で○○というところはどうか、
利用してみたが辞めた会社から今も給料が振り込まれない、等の主題に合う書き込みが戻った。


入るのは簡単だが縁を切るのが過酷な世界
どこの世界にもそういうものはあるが、こういうところに手を出す前に福祉に繋げる方法はないのだろうか
本人だけではなく、もし書き込み内容が本当なら飛行機の距離の都道府県に共に逃げることに巻き込まれた家族も不憫だ

唯一半日で辞めた仕事

日雇いにしろ普通のアルバイトにしろ、かつて様々な仕事をこなしてきたが、
唯一初日の数時間で退職をしたところがある。

19歳の頃、通っていた短期大学を休学している中、
とりあえず何かしなければと思い立って派遣会社に登録に伴い、週3日の工場バイトをすることになった。
どんな工場かは教えてもらえず、明日から○○にある工場に出勤してほしいと一方的な連絡。
業務内容は倉庫整理の軽作業という説明だったと記憶している。

急な出勤が決まったが、休学して毎日暇ではあるし指定された場所も地元からそう遠くなかったのでとりあえず言われるがまま出勤してみた。
出勤日当日、派遣会社から工場との仲介でやってきたスーツ姿の男性Aと合流し、Aから名刺を渡されながら工場にある食堂で説明を受けた。

「霧さんはここでの勤務が決まりました。
明日から平日は出勤してください。
ここは土日休みなので週休二日ですね」と言われて私は「ん?」と思い
「週3勤務と聞いたのですが、週5勤務ですか?」と質問したところ、「…よろしくお願いします!」とAは話を強制的に終わらせた。
ここでなんだか嫌な予感がしたのだが、
工場勤務という事で工場内の見学や業務説明という事で、その工場で働く社員Bから案内と業務説明をしてもらったのだが、冗談抜きで声がとても小さい。
誇張抜きで蚊のなくような声でぼそぼそ説明していた。
何度か聞き返して何を言っているか聴き取ろうとしたのだが、流石に5回も6回も聞き返すと相手が明らかに機嫌が悪くなっていったので、
聞き取りをあきらめることにした。

工場案内みたいなものだったら、ゴミ捨て場やロッカー場所の案内は声が小さくても目や足で覚えられるのでなんとかなるのだが、問題は作業内容の説明だ。
聞き取れないので、何か器具をもってきて(なんだか金属がついたテープみたいなものを持ってきていたような…今もあれはなんだったのか謎)、
その器具を回したり何かしてどこかに移動させて、
そして別の処からその器具を回してどこかに移動させて…という業務内容だったと思う

何かやるにしても、何を基準に移動させたり次に器具をどこから持っていくのか等やり方や判断方法があったっぽいのだが、
声が小さすぎてわからないので、業務内容のメモが取れない。
今の時代だったら、機転をきかせて携帯で作業の様子を動画に撮影するなどすれば、ある程度それがヒントになるだろうが、
この話は200X年、平和中期頃なのでまだスマートフォンが普及する前の話だ。

小声男性Bはこの業務の前任者(今教えてもらった謎の作業を今担当している人で近々辞めるらしい)を紹介し、挨拶してくれたが、
前任者は挨拶を返さず、小声男性Bを睨みつけていた。
因みに工場案内中も、他の作業員からもBは睨まれていたり、我々が移動中に他の作業員が聞こえるように舌打ちをしていた。
作業内容も謎だが、この工場の人間関係も普通じゃない気がした。

理解が及ばず頭が真っ白になっている間に昼休みにさしかかろうとしていて、
Bから「教えたから午後からは一人でやってみて」と言われた。
何をどうやるの?と謎のまま昼休憩のチャイムが鳴ったので、一旦どこかに座って午前あったことを整理しようと思った。

だが全く作業内容も、自分が行う仕事によって何が出来上がるのか(今思うと何かの機械の部品を作っていたのだろうか)
全く未知の為、午後の業務はその金属器具の前でずっと立ち尽くしているイメージしかわかなかった。

帰ろう。
そう思い立ち、昼休み中ながらBに「お腹が痛いので帰ります」と伝え、
帰り道にAの名刺に書かれた電話番号に連絡し「家の都合で週5日は出られません。辞めます」と連絡した。
どちらも引き留めもなく、スムーズに帰ることができた。

以前書いた高校時代にやった引っ越しバイトの頃は、社員から罵倒されても帰る等思いつかなかったが、
この時は「帰る(辞める)と伝えて怒られたらどうしよう」という恐怖は不思議と湧かなかった。
それくらい、今後ここで勤めるイメージが湧かなかった。
だって、どんな仕事をするのかまったくわからないんだもん。

応募したバイトや仕事が、最初に聞いていた内容と違うなどがあったり、
そこを突っ込んだのにまともに回答せず押せば何しても良い、みたいなノリだったら、その日のうちか早いうちに辞めよう。
その日のうちに辞めたところで「うちをやめるんだったら他でもやってけないよ」みたいな呪いの言葉は気にせず、
無理にとりあえず一ヶ月、とりあえず1年…等無理はしない方が吉。

それで楽しく働けたなら怪我の功名だが、相手は嘘をついてあなたの意見を封殺して強引に話を進めることをヨシとしていることを忘れてはならない。

化粧品工場の思い出

ふとここの質問にある
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

>某化粧品会社に派遣されましたが刑務所のようですぐ辞めました。
>中には昼休みに失踪される方もいましたね。人間扱いされません。
>直接雇用のリーダーたちは今まで出会ったどの人間より酷い人たちでした。
>今も夏になると短期で募集を出しています(派遣)。
>この間も求人が出ていましたので、今年も餌食が…と思うと同時に罠にハマッた方々が不憫でなりません…。

この書き込みを読んで、ふと自分がかつて派遣で3回働いたコスメ工場を思い出したことがありました。
先に書いておくと、今回の記事は珍しく私は特に何かされた、怒鳴られたのではないのですが、
周囲の人がめちゃくちゃ怒鳴られていた話です。


高校3年生の夏休みに、3度ほど某工場地帯にあるコスメ会社のライン作業の仕事をしたことがある。
日給などは覚えていないのですが、勤務時間は午前中から夕方までだったと記憶している。

仕事の日は駅で同じ現場へ行く人たち(10人くらいいただろうか、年齢は様々で全員女性)で待ち合わせて、工場へ行く流れだった。
さてこの工場、現場の工場の入口へつくや否やまず鬼軍曹の様な女性社員Aから
「早く移動してください!」
「ロッカーはここを使ってください!」
「時間押してるんで(誰か遅刻したわけでもない)さっさと着替えてください!」
「着替えたら走らず早歩きですぐ次の集合場所に来てください!」
と、丁寧語ではあるが大声でややキレ気味に指示してくる。

幸い私は、過去に書いたブラック部活のおかげでキレ気味に話してくる年上女性にはびっくりはせども、
上に立つ人は皆怒鳴ってくるものだと変な耐性がついてしまっていて、黙々と作業着に着替えた。
しかし初対面の人に大声で「さっさとしろ!」みたいなニュアンスで説明もなく急かされることは、
普通に異常な状況なので人が良さそうな中年女性は同世代と思しき中年女性に「なによ、あの言い方」「ねえ」とこそこそ話していたが、
ロッカーの外にいた女性社員Aがその会話を聞きつけたのか、大きな音を立ててドアをあけて「私語をつつしめ!」と怒鳴った。

因みに舞台は200X年、平成中期頃の話なので
今だったらスマホに罵声の一部始終を録音してSNSや動画配信サイトに流して一発アウト事案なのだが、
みんなガラパゴス携帯を使って写真は撮れてもムービーはまだ録れないか、録れてもその機種は希少だった時期である。


さて話を化粧品工場派遣バイトの話に戻そう。
とにかく怒らせてはいけない、と理解してすぐ着替えて集合場所に早歩きで2番乗りした私は、
とにかく難しい仕事を頼まれないことを祈った。

そして先ほど愚痴を軽く言い合っていた女性二人や他の人達が工場内の集合場所に集まるや否や、
女性社員Aは
「さっきの子の人達みたいに手を動かさずに口を動かす人は本当に迷惑なので
みなさん黙ってちゃんと働いてください」と早速つるし上げをした。
思わず皆固まってしまったが、女性社員Aは「返事は!?」と大きい声で圧をかけてきたので、
その場にいる皆で「はい!」と言うしかなかった。

さて、この日…というか後の2回ともの業務内容は、
ベルトコンベアから流れてくる商品(ファンデーションとかアイシャドウパレットとか)を、
ひたすらプラスチック製の透明の箱(以下外箱)を組み立てて商品を入れて再度ベルトコンベアに流す作業であった。
何も難しくないが、雑談もなしで音楽など聴かずに、ひたすら黙々と箱詰めをするだけだ。
幸い私は不器用ながらも、一定のペースで箱詰め作業を続けることができたが、
恐らく外箱の作りがやや複雑なものを担当する人は、どうしても作業がまごついてしまうので
女性社員A、そして彼女の様に怒鳴る女性社員Bの標的になった。

「遅い!」「とろい!」「あなたのせいで後がつまってるよ!」
「早くやってよ!」
と作業ペースが芳しくない人に怒鳴り続けると、萎縮して更に手が上手く動かなくなるので
また更に怒鳴られる負のループが展開される。
怒鳴る人が増えた上に、標的にされた人はしばらくすぐ隣に女性社員AかBどちらかが腕を組んで作業を監視する嫌がらせを受けていた。
怒鳴られ続けて、途中で泣き出してしまった女性もいた。

一方私は怒鳴られていないとはいえ、隣の人や近くの人が怒鳴られているので、手が震えてきてしまっていたが、
なんとかペースを乱さずに定時まで黙々と仕事をつづけた。


帰りの電車で、帰る方向が一緒の人がいたら「何あの現場…あり得ない…」と愚痴りたかった人もいただろうし、
仕事が始まったときに愚痴ろうとした中年女性二人が何か話そうとしていたのだが、
我々を見張るかのように帰りの電車に女性社員AとBが電車ののぼり、下り電車にそれぞれに乗っていった。
因みにこの工場がある最寄り駅に通っている路線は一つで、JRの電車みたいに15両とか8両など長々した作りではない。


一週間後、派遣会社から再度この化粧品会社のライン作業のアルバイトへいけないか打診された。
当日、以前と同じく10人くらいの女性が集まったのだが、
念のため私は話しやすそうな女性に
「先週ここの現場に行ったが、作業の手が止まると怒鳴ってくるのでなるべく早く支度を済ませて黙々と作業した方がいい」と伝えた。

やはり作業中、例の女性社員ABコンビが急かすわ怒鳴るわ
作業がスムーズではない人のすぐそばに立って 睨みつけて精神的に圧をかけてくるのオンパレードで、
怒号や罵声耐性がなさそうな人は、やはり萎縮したり泣いてしまっていた。


3回目は間が空いて一ヶ月ほど過ぎた後、久々にこの工場へ仕事へ行けないかと連絡がきた。
やはり今回も待ち合わせの時点で話しかけやすそうな人に、
自分はここに二度行ったことがあるが、こういう社員がいる現場なので注意した方がいいと軽く説明をしたが、
工場の入口についたところ出迎えてくれた社員は初めて見る人(以下女性社員C)で「おはようございます!暑い中来てくださってありがとうございます。」と挨拶してくれた
そしてロッカー案内や着替え、着替えた後の集合場所を普通に案内してくれたり、
なんと3度目の利用にして初めて食堂の場所を教えてもらった上に「お昼はここで食べてください」と説明を受けた。
因みに過去二回とも、屋外で車が通らないところで食べるように言われていたので、
炎天下の中本当にきつかったので1回目の昼休みは食事をとらずに工場内に残り、
2回目はウィダーインゼリーを飲んで、すぐ工場に戻った。

恐らく普通に生きている人からしたら、怒鳴るわ派遣できた日雇いバイトに対しての扱いが雑だわ
本当に恐ろしい職場環境なのだが、幸い以前書いたブラック企業の様な剣道部にいた私は、この扱いに対して上手く立ち回れた。
しかしたまたま私より作業速度が遅い人が数人いたお陰でターゲットになっていないだけで、
恐らく私より作業速度が速い人だらけの回にあたったら、あの鬼軍曹のような女性社員ABのターゲットになっていただろう。
私は本当に運がよかったのだ。
本来だったら、過去に書いた引っ越しバイトや軽作業バイトの様な扱いを受けるのが自分の人生でいうところの「いつもの流れ」だ。

さて、話を3回目の業務日の話に戻そう。
1,2回目とまるで扱いが違う上に、担当した女性社員も変わったので、
業務中も怒鳴ったり作業ペースがまごついている人に圧をかけてくることもなく、
女性社員Cは30分〜一時間に一度我々が作業しているスペースへ来て、
スペース内を一周して回り、特に誰かが見てわかるように困ってなさそうだったら部屋を出ていった。

時々見て回る中で、作業ペースがゆっくりだと見受けられる人は人は途中で早い人と配置換えを行ったり、
外箱の組立工程が他のものよりやや簡素だったり、
商品の大きさがその人でも扱いやすそうなものの担当に変えたりと試行錯誤してくださったので、
こちらも同じ業務を始業から定時までぶっ通しで延々と…とならず、
飽きもこずかなり楽しく働けた。

一体この工場に何があったのか、あの女性社員ABはどうなったのか、
残念ながら私はその日限りの雇われなので内情は今も不明なままだ。
たまたま人事異動があったのか、派遣で働いていた人達から告発があって動きがあったのか。
少なくとも作業ペースは怒鳴られるよりも、今回のやり方の方が確実に効率的だったと思うし、
女性社員Cのみで派遣組の様子を見るのは負担かもしれないが
囚人をいたぶる刑務官の様な女性社員ABよりも 安心して働けた。


その後、その工場からお呼びがかからなくなったり、
私も派遣会社の登録を解除したのでこの工場派遣の話はここで終わるのだが、
こうした現場ばかりを回って、そのたびにメンタルが消耗してしまうと鬱の人も増えるだろうし、
それで働けなくなって生活に困り、今話題の闇バイトに手を出すことも厭わなくなるのかな…と考えてしまう。


あの化粧品工場、最寄り駅までは覚えているのだが
工場名がなんという名前だったのか思い出せないのが少々悔やまれる。
あの当時にしろ現在にしろ、そこで働いた人のレビューがあったら読んでみたい。

生存戦略

25歳銀行員が過労自殺 配置転換2カ月後 上司宅に休日呼び出しも
news.yahoo.co.jp

>この上司は休日になると、自身の名字で「○○塾」と称し、自宅に男性ら部下を呼び出すこともあった。
>男性は「土曜や日曜に上司の家で、急に仕事をさせられる」と友人に漏らしていたという。
何が「○○塾」だよ。
いい歳したオッサンが、やってることがサムいんだよ。
ド田舎の地元の中高生を連れて粋がっている アラフォーチンピラおじさんとやっていることが同レベル。

私も今の部署に異動になってから、
それまでやっていた電話応対の相手も企業や同じ会社の支店だったものから、
威圧的な外部の一般利用客に代わったので、
それまで電話相手が普通の応対なのでこちらも落ち着いて電話応対で着ていたのに、
電話に出た瞬間から怒号を叫び散らすオッサンが相手になって電話が鳴ると動悸と震えが出るようになりました。
因みに電話は私以外数人以外は頑なの出ようとしないので、
電話応対以外は基本的に仕事がない私も出ないとまずいなと思って出るようにしていまいがちです。

とはいえ、自分もいよいよダメだなと思うようになったら電話出るのを控えるようにするのを検討しています。
もうね、悲しい話ですがこういう押し付け合戦で罪悪感を抱かなくなるのが一番の生存戦略なんでしょうね。

合理的配慮(笑)がある障害者雇用でコレなので、
健常者の雇用で部署や人間関係でハズレを引くと公務員だろうが官僚だろうが追い詰められますよね…。
何より、25歳って人生まだまだ楽しいことが沢山ある時期なのに…。


ただ、辞めようと思っても「入ってまだ○ヶ月(○年)なのに、辞めるなんて自分が悪いのでは」と思ったり、
自分が辞めることで、他の人に負担がいくんじゃないかという気遣いが出てしまったり、
辞めた後の生活が…家族を養わなきゃ…という不安もあったりで、中々踏み出せないものですよね。
あとは踏み出そうと決意して、いざ勇気を出して会社のハラスメント窓口(笑)やらホットライン(笑)に相談しても、
ハラスメントしてくる上司や先輩を庇って全然意味なかったり…(経験者)
ということで労基を召喚しても、もちろん活躍して好転した話もあるのですが、
全然動かなくて…という以前書いた障害者雇用就労支援センターみたいな担当者の力量とやる気に左右されるのですよね。
ここでハズレを引こうものなら、その間に時間も体力もどんどん奪われて行って…余計に生きることに対して絶望していくんですよね。

ここで絶対に先方を潰す気合と意気込みと財力がある人は、弁護士を召喚して更なるバトルにもっていけるのですが、
みんながみんなそこまでガッツがあるとは限りません。

とにかく、今回のニュースの様な取り返しがつかない選択(死)をするくらいなら、なりふり構わずに、
そして相手と戦わずに自分を守りながら全力で逃げた方がいいです。


お金の面→失業保険、傷病手当で金銭面の問題は当面なんとかなります。。
精神科で診断書を書いてもらおう!
何もなく退職を告げるより、診断書があった方が効果があります。
素手で戦うよりも、武器があった方が確実な一手に繋がります。
(退職をはぐらかされたら、今はやりの退職代行を使うのも手)
一応精神科も主治医との相性があるので、上手くいかないなら病院自体変えるのも視野に入れましょう。
というか、前に書いた使えないホットライン(笑)や運要素が強い労基に相談して時間をかけるよりも、
そんなことせずにこっちに時間かけた方が断然有意義です。
こちらも運要素が大きいとはいえ、最近メンタル系の病気になっている人はどんどん増えていて、
同じ目的で診断書を必要とする人も増えてきているので、必ずすぐ診断書を書いてくれる主治医と出会えます。
(良くも悪くも、病院も医者も商売なので)

傷病手当等の給付期間中に次の仕事が見つからなかったら、次は生活保護受給に舵を切ってもいいかとおもいます。
本当に困っている人にこそ受給してほしいし、日本に居座って迷惑かけてる外国人にバンバンばらまかれるくらいなら、
仕事するか死ぬかの二択に取りつかれてしまっている人にもらってほしい。
受給云々は多分普通に手続きしても通らないので、NPO 自立支援 生活保護でググってくださいませ。
記事の話からそれるのでここで終わらせますが、個人的に普通に手続して通らなかったとき徒労感と絶望感(+役所の担当でハズレ引いた時は怒り)がすさまじそうなので、手順は踏んで万全に…。


自分が辞めることで、他の人への負担が増えてしまう→その気遣いで、本当にあなた自身は救われる?
他の人へ迷惑をかけたくないという気遣いをするのはとてもいいのですが、
ではあなたがこれからもその激務や忍耐を続けて、いつか体が布団から出られないくらいの拒否反応が出たり、
電車に飛び込みたいと追い込まれたときに、その「他の人」とやらはあなたの為に愚痴や相談に乗ってくれたり、
そこまで追い詰められたあなたの為に泣いてくれたり、休日出勤ややりたくない仕事を強要してくる上司から守ってくれる?
あなたが壊れたことで、生活の責任を取ってくれる?
他人の為にそこまでしてくれる人なんて、この世界にいても家族や恋人くらいでしょう。
辞めることで負担が増えた人も本当に無理になったら逃走するので、
それが先になるか後になるかの話なので余計な情けは無用です。
世の中転職するしないの選択や、転職のタイミングは自由です。
唯一無二の技術を持つ職人だったら「自分がいないとこの仕事ができる人がいなくなるし回らなくなる」と追い込まれると思いますが、
あなたはサラリーマンとか一般の労働者ですよね?
大丈夫、あなたが去っても 絶対にその会社は回る。
回らなかったら、あなたが頑張って残ってもあなたが壊れた時点で共に壊れる運命だった。
沈みゆく泥船と共に入水自殺をはかる必要はありません。


あと家族や恋人から退職を許してもらえない、婚活で不利になると色々あると思いますが、
本来お互い大切に思う関係の相手が、日々耐え難い苦痛を強いられて死を選択肢の一つに入れてしまっている時点で、
相当追い詰められている状況ですよね。
それを家族だろうが深い仲の相手が、理解を示さずにやれ甘えだなんだと言って来たら
じゃあお前がその環境で働いてみろって話ですし、そういう相手とは距離を置くか離れるかしないと余計状況がこじれますね…
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とりあえず自分の人生の責任を取るのも、切り拓き続けるのも自分なので
自分以外は他人だし、その他人の意見や言い分、その人がどう思うかなどの気遣いは一旦横に置いて
自分が辛いかどうか、耐えられないかどうかで判断をするのが一番でしょう。

生きていればいくらでもやり直しができますが、死んだら終わりです。
そして死んだところで、自分を死に追いやった相手や企業は何も変わりません。
kら寿司を見ろ。DN通を見ろ。全部普通に営業しているだろ。
どうせ誰も何もあなたの為に泣いたりしてくれない上に反省も気負いもしないなら、
あなた自身も他人に余計な気遣いは不要です。
そういう気遣いは、元気で余裕があるときにできればいいのです。
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