↑クロオビフユナミシャク♂(2011.12.17撮影)
老人ホーム前の電灯近くの木の根元付近にとまっていた。
前翅長20mmくらい。
シャクガ科ナミシャク亜科Operophtera属。
12月によく見られるフユシャク類。
食草の幅はけっこう広いらしい。
フユシャクなので♀は飛べないけど、ナミシャク亜科のフユシャク♀は体半分を隠せるくらいの翅をもっている。
地色が灰色で黒い帯模様と白い帯模様があり、「クロオビ」はその黒い帯模様によるもの。
地色が薄い個体だとクロオビが目立つけど、地色が濃い個体だとシロオビの方が目立つ・・・
「ヒメクロオビフユナミシャク」に似てるけど、触角の鋸歯がクロオビよりヒメクロオビの方が大きいことと、ヒメクロオビはブナ帯にいるのに対してクロオビは平地から山地までいる、ということで同定できる。
昨日は強風の中、犬の散歩に行った。
案の定、ガの姿はなかった・・・
フユシャクの存在を知らない人からすれば、「冬に虫網を持ってるとかバカかよ」って思うんだろうなぁ。
まあそんなことを思われても、言われても、蛾の観察はやめない!
一応、誇れる趣味だと思ってるんで。