2011-3-10 12:24
雅「こんのバカヤロォオ!!!」
朱「痛い!もう引っ張んないでよ!ちゃんと帰るって言ってんでしょ!」
雅「やかましい!お前はどんだけ周りに迷惑かけりゃ気が済むんだ!」
朱「…不良のあんたに言われたくないわね。」
雅「…俺は盗みや放火はした事ないぞ。」
朱「自分に彼女がいないからって、ひがみも大概にしてほしいわね。」
雅「お前、自分のやった事よくそんな高い棚上げできるなオイ!」
朱「何よ。燃え上がるような愛の前には如何なるものも灰燼に帰すのよ!」
雅「高尚に語ってんじゃねー!休みにまさかの身内に盗みはたらいて、男追っかけ回して某国は大干ばつ!」
朱「………。」
雅「やっと見つけたと思って、連れ帰る途中逃亡して、今度は他所様んちの男炙り出すのに野焼きして、某国は一週間山火事!」
朱「………。」
雅「お前どんだけ周りに迷惑かけてんのかわかってんのか!?所長は呼び出しくらって、篠崎は応対に追われて、朧は俺の抜けたシフト回してんだぞ!!」
朱「あら、虔ちゃんには悪い事したわね〜。」
雅「おい、反省無しかオイ。」
朱「人間の物差しで考えちゃダメよ、雅。私達霊はもっとおっきいスケールで生きてるんだから。」
雅「やめろ。お前らのスケールで生きてたら人間社会は3日で崩壊する。」
朱「柔軟性がないわねー、そんなだから仕事も私生活もイマイチなのよ。」
雅「お前に言われたかねぇー!!!仕事は大体がお前の尻拭いだろうが!」
朱「あーうるさいうるさい。どっかに優しく囁いてくれる男いないかしら。ヨダカさんみたいな二枚目の…」
雅「懲りてねぇなお前…#」
朱「ヨダカさん、どうして逃げちゃったのかしら?火傷するくらい愛してあげるのに。」
雅「だからそれが悪癖なんだろが、気付け。どうしたってまたフラレる。」
朱「なんですってー!!!私の愛は世界一なのよ!ママにだって負けないんだから!」
雅「はぁ…そう。」
朱「見てなさいよ!否が応でも、悪事をしてでも世界中の男に私の愛を思い知らせてやるんだから!」
雅「重い!!!;;」
必ずフラレるくせに耐性が高いのか、すぐ立ち直りまた無茶をするスザク。
海底火山を噴火させて海溝を真っ赤に染めたりとか、南極の永久凍土を溶かして巨大な氷像作ったりとか、そんなで私の愛の大きさをわかってくれた?とか言うから男どもはドン引きです。
そのくせ面食いで選り好みするし、いい男と見たら片っ端からとって食おうとする質の悪いヤツ。
母親のランは黙ってても男の方から寄ってくるのになぁ。大人の魅力ってやつか…。
スザクのフラレ記録はまだまだ続きます。