2012-6-30 12:52
上「先輩!お疲れ様です!」
釘「お疲れ。今日は?長官でなくて作者?」
上「はい、蒼磨が集まれー!って唐突に。」
蒼「ぎもさーん!お忙しいとこスンマセーン!」
釘「おっ、と。」
上「蒼磨…、毎度毎度先輩にベタベタすんのやめろよな。何だよ、その呼び方。」
蒼「釘森さんだから「ぎもさん」。カミオは……カミオでいいや。」
上「何だよ、この扱いの差!」
釘「で、今日はどういった用件で?」
蒼「ああ、それがですね。実は7月が「同和問題啓発強調月間」らしくてですね。」
上「知らないでCMで見て「あっ!」って慌てて呼んだ、ってとこだろ?」
蒼「うぐっ」
釘「いやいや、知らなくてもCMを見て啓発されたのなら素晴らしい事だよ。」
蒼「さすがぎもさーん!どこぞの若造とは違いますな!」
上「蒼磨ー、啓発月間!差別禁止ー!」
蒼「いやいや、同和問題で差別はしてませんよ。ただ単にカミオよりぎもさんのお人柄が好きなだけvv」
上「…お前が作ったくせに。」
釘「まぁそうだな。私達はただサブ役として作られたわけではなく」
蒼「そうそう、センターの話の中でじんわりとでも同和問題について取り上げて啓発できればいいかなと。」
上「…ちゃんと考えてんのか。」
蒼「いやまあ、私の父上がちょうど教壇で同和問題の担当してたってのもあったけどね。」
釘「今は知らない若者も多い。差別が薄れてきた、それ自体は素晴らしい事だが」
蒼「原爆とかと一緒だね。苦い過去だからこそ、忘れずに正しい知識を身に付けないとね。」
上「前轍を踏む、ってか。」
釘「日本は江戸から起因する問題だからな、それだけ根深いのもある。」
上「確かに…、俺就活中にいつも苦い顔されてた。」
蒼「ぎもさんの「釘森」も、斬首廃棄処理の部落業してた「首持ち」の訛り(という創作設定)だし」
釘「上尾の名も謂れがあるだろう?」
上「俺、のは…」
蒼「カミオのは何故「ウエオ」と呼ばないかと言うと、大昔神様の尻尾を罰当たりにもふん掴まえてた事に由来します(という創作設定)。」
釘「それもこれも、今では存在しない部落業だよ。だからこそ偏見は正されるべきだ。」
蒼「あとそう!必ずしも「上尾」や「釘森」の姓の人が同和地区に関連があるかと言えば、そうじゃないですからね!何事も名前で判断しちゃダメです!」
上「そうだ!人となりを見ずに、ブラックリストや名前で判断して採用しなかった会社とか、聞いてるか!」
釘「未だに就職や交友でそういった障害があるのはとても遣る瀬無い。ただ…」
蒼「うん?ただ、なに?」
上「そうした結果、最後に三ノ宮長官に出会えたのは良かったと思う。」
釘「うむ、あの方は本当に理解ある方だ。霊障とも社会問題とも闘っている、これ以上はない素晴らしい大臣だよ。」
蒼「ベタ誉めですね。長官が聞いたら何て言うやら(笑)」
上「聞こうとしないと思うなぁ。」
釘「ふふ、そうだな。」
蒼「いいねぇ、こうして出会いや感動があって…何物にも阻害されない、いち人間としての生きてるあんたらを見てるのが作者である私の幸せだよvv」
上「でも、話ん中で俺達に試練与えるんだろ?」
蒼「いや、まぁ…悪を正すには悪を語らなきゃ、ね?」
釘「語るにはまず良識を身に付けなければな。」
蒼「はい!ぎもさんの為にも、飛燕の話んとこでリンク考えてあるんです!切なく苦しい、でも力強く立ち上がる祖「釘森」の話を!」
上「いいな!蒼磨、俺は?」
蒼「カミオは幼少期に虔とイチャイチャしてる話だけでいいよ。」
上「イ…!!///;んな事いいんだよ!俺の失敗談なんかはさ!」
釘「いや、同和問題には結婚差別もあるからな。ぴったりの題材だと思うが。」
上「けっ…!!///先輩まで!」
蒼「よし決まり!カミオのイチャイチャ鈍くさ幼少期失敗談!こうご期待!」
上「扱いの差ー!!」
蒼磨が中学生の頃にも特別授業でやった記憶がある同和問題
あれからまた年月が経ち、偏見は薄れてきてるのかな
また同和問題に限らず、インドのカースト制度による根強い偏見とか
世界にはまだ理不尽な事がたくさん残ってる
蒼磨自身や周りには今までそういった事はなかったのですが、こうして未だに公に問題提起がなされてるのはまだ苦しんでる人がいるのだという裏返しなのかな
それならせっかく覚えてる授業での衝撃と遺憾の気持ち、それを蒼磨なりの表現=創作で微力ながらお手伝いできればなと思います。
不条理な身元調査や偏見には断固NOと言えるように!
その人自身の人となりを見つめてあげれるように