白い紙は地図だった。だからきっと、言葉とうまく話せないことを、どこにも行けないことのように思っていた。本当は、ここにいても、ずっと宇宙を駆けている。何かの条件で目的を果たせなくなる魂が、ひとつも無いということを信じるために、いまだ私はここにいる。