霞がかった世界で
僕は生きてる
霧がまとわりついて
僕を憂鬱にさせる
先の見えない霧は
僕の不安を掻き立て
僕は化け物をそうぞうする
あの霧の向こうから
アイツがやってくる
僕は恐怖に苦しみ
うずくまる
待っているのか
過ぎさるのを?
食べられるのを?
思考が鈍っていく
白くかすれてぼやける
僕は何を
忘れてしまった
忘れてしまった
ああ
それでいい
それでよいと
思うのです