★管理人ラブ映画★


「ベニスに死す」
監:ルキノ・ヴィスコンティ
製:1972.フランス.イギリス


興味の無い方からするとヴェニスの美しい風景の中で美少年に恋したおっさんの話、なんですが。そんな事言ったら私小一時間話し合うよ(笑)


芸術とは何ぞやと続く禅問答。
てな内容ですね。

ただそこに存在しているだけで芸術となっている少年に恋をしてしまう芸術家。
その既に在る芸術に魅了され敗北した芸術家の話。

・・・私的な解釈ですが、そう感じました。



在るだけでそれが存在理由、と言えるような美少年、タッジオ(ビョルン・アンドレセン)に心臓貫かれました。

私は美少年に興味が全くなかったのですが、この作品を観た瞬間全力で謝りたくなりました。というか、タッジオの美しさが異常。
この先どんな美少年が現れても、私の中では彼を越える事はないだろうなと思った。

耽美である、ということを人に向けて使うのならば、この作品の彼がまず耽美だと思う。





「天才とは自然が生み出した狂気のひらめきだ」

話題:同性愛を扱う映画