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寒空の下で涙する

 

君が言った言葉は
今でも耳に残る

さぁ、一緒に行こうか





おんなのこと目深帽子は双子である
見た目からしてもう歳がとても離れているようだが、それには訳があって

目深帽子は周りの人を無くし、淋しくなったおんなのこを心配していた
そんな中、おんなのこはいきなりの事故で左目を怪我し、見えなくなってしまう
おんなのこが傷付いてしまい、守れなかった悔しさが募る目深帽子

そのとき、目深帽子は思った
「早く大人になれば、おんなのこを守ってあげられる」、と
その気持ちは強くなっていき、目深帽子の体の時の流れは早くなり、早く成長もした

その反対に、おんなのこは大人になりたくなかった
大人になるにつれ、人と離れる機会が増えると考えていたからだ
目深帽子と離れることになるのだったら大人にならなくてもいい
おんなのこの成長は止まってしまった

しかし、その矛盾がまた不幸を生んで
その二人の思いは世間にとっては気味の悪いもので
また二人は世間から孤立してしまい

最終的に選んだ道は心中だった

二人は淋しくはなかった
たとえ違う外見でも、自分たちは双子
必ずつながっている
一緒に墜ちても、また出会えることを信じて

二人は世界に別れを告げた

そのあと、おんなのこは猫に生まれ変わった
目深帽子はその猫に憑く霊になっていた
また気味の悪いものになってしまったと思ったが、また出会えたから幸せだった
二人はまた、仲良く街をさまようのです

そのあと、とても優しいお坊さんに拾われることになる



【目深帽子とおんなのこ】



私たちの周りは

 


光で溢れてる
希望で溢れてる

泣くのはやめて、
ずっと笑ってよう






世界はこんなに光に満ちあふれてる
そんなことを思ったのは何時だったか

フロウフロウは目覚めた
いつもの場所で
機械が並び、ごちゃごちゃとデータが集まる
こんな場所で目覚める朝が無くなればいい、と何回思っただろうか

そんなとある朝に、外から声
ジャックだった
「お前の求めてた世界にたどり着いたぞ、フロウフロウ」
彼はそう言って、フロウフロウの手を引く
神のおかげで実体を持つことができた彼女は、その足でジャックと共に走る

目の前に浮かんだ光景は


『おめでとう!!フロウフロウ!!』


そんなみんなの声だった
フロウフロウはデータの破損によって、運が悪ければ消えてしまうまでの状況に陥ってしまった
でも、そんな彼女は強い意志を曲げずに、ここまで来たから消えないでここにいることができた
そんな彼女にみんなからのお祝い

一度消えたこぺるも最後まで曲げない心を教えてもらった
シエルが消えそうになったときも彼女はずっと支えてくれた
自分も【消失系女子】なのに、消えないと彼女は仲間を信じ続けた
そんな彼女に支えられ、ここで笑えてることを、この言葉、体で伝えたい
彼女におもいっきりの『ありがとう』を!!

そして、フロウフロウに届いた手紙
ジャックが開けて、彼女に見せる


お前の信じた世界はここにある
お前は一人じゃない
あの機械じみた世界から抜け出そう
お前に光に満ちあふれたこの曲を

一緒に行こう、仲間たちと


パーティーのお誘い
彼女はもう一人じゃない、あの世界から羽ばたき、みんなと光に満ちあふれた世界に居られること
ここで実感できた

フロウフロウから溢れた涙が止まらない
みんなで優しく抱き締めて
彼女の世界を温めた
彼女は、そのまま笑った
『とても温かいね、温かい世界だね』

もう彼女の世界は変わった
ここから、きっと…



【フロウフロウの世界】



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