シャニマス五十一日目。
SSR灯織、第三シーズン。昨日までダンスのパラメータが一番低かったのに、レッスンで一回パーフェクトを出してから一番数値が高くなりました。
順調でしたが、レッスン中にいきなりメンテに入りました。画面が動きません。今日はここまで。
…え?私あと二日でフェスアイドル残り二人作るの?リアル仕事もあるのに???
「まあ白湯でも飲みなよ」
ケトルが口をつけずにいたコップをマイトが手で示すと、ケトルは一気に煽った。
「うーん、思ったよりぬるいな。冷めたか」
「そのくらいの温度の方が飲みやすいよ」
「ご馳走になってる立場だけれども、正直、おれ、ジュースとかの方が良かった」
「こんな夜中にジュースなんておすすめできないかなー。加熱しているから水より安全で、アルコールみたいに未成熟な個体に悪影響を残さないんだよ」
ケトルは僅かに眉をひそめた。
「なんっか引っ掛かる言い方だな?」
「子供って言ったら怒るじゃないか」
「子供じゃねーよ! 来年成人するんだからな!?」
ケトルは唇を尖らせた。マイトには少年の心の機微がわからない。