心が辛いとき、もやもやが溜まって吐き出せなくて苦しいとき
どんなに愛していても優しくできないときがある。
世界でいちばん大切。
この子たちのためなら命をかけられるって言い切れる存在なのに。
話しかけないで
触れないで
私をひとりにして
そう目で口調で態度で訴えながら突き放してしまう。
まだ小さな子どもたち相手に。
ひどいお母さん。
昨日はごめんね。
俯いて泣いていた私の頭を撫でてくれてありがとう。
元気付けようとふざけておどけて
無理だとわかれば静かに手を握ってくれた。
優しい子たち。
私が我慢すればいい。
心は怒りと悲しみと失望でいっぱい。
でもそれを押し込める。
平気なふりをしていればいい。
最初はふりでも、そのうち本当にそうなるかもしれない。
泣きわめいて怒って罵倒して、そんなことはしない。
この子たちはきっと悲しむ。
強くなるんだ。