話題:毒親
父親は、私の教育(主に極道の生きざま)に熱心だった。父親は極道に憧れていたからね。でもそれは女の生きざまとは違った。
しかし私は女でもあったから、父親は私に礼儀作法、家事を徹底的に教え込んだ。
まあ教育熱心が暴力や人格否定の免罪符になるとは思っていないが、母親よりマシだったのは確か。

私の母親は何もしない人だった。
私が帰ってくるまで何をしているのか?
というほど家事をしない人だった。
動き始めるのは、父親が帰ってくる時間ちょっと前。
さも家事をやってました。という風に動き出す。
尚、洗濯は土曜日の私の仕事だった。
私は、そんな母親からは何も学ばなかった。教える気もないのだから、学びようもない。
そして毎日の母親の日課が、父親へのチクりだ。何が気に入らないのか?父親が私に折檻するよう仕向けてくるのである。
私は母親が大っ嫌いだった。

因みにボコボコにされる場所は、腹、背中と場所が決まっている。
父親の意向で私はスカートだったので、足や腕、顔は狙わないのだ。(痣が見えるから)
ついでに言うと、ご飯を食べさせないなどということはしない。
私は幼少期に栄養失調で死にかけたことがあるためか、父親がソレをよしとしなかったのだ。
そう考えると、父親の方は、やはり行き過ぎた折檻のつもりだったのかもしれない。
救いと言えば、救いか…

母親の方は、以前にも書いたように、精神科の先生も認める頭のおかしい人なので、割愛しよう。
まあ、私がやられたことなんて、今思い返せば、たいしたことないよね。
今はもっと、酷いことされてる子がいるんだから。
私はマシだよ。ただ、父親の理想像を押し付けられただけ…
あとは私の嫌がることをされただけだよ。
だから、恨みもしないし、憎みもしない。
ただ私が勝手に苦しんでいただけかもね。そして条件反射だけが残った。