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『寄せる想い、桜』

統合、

ともすれば町名さえ無くなってしまう

今日この頃、


あの日、あの時、感じた思いは

どこにゆくのだろう、、、

....................


今はほとんど無くなってしまった
木造の小学校の校舎。





通学路のなだらかな斜面に植えられた
桜並木は朝夕の子どもたちを
ずっと見ていた。


新学期四月には、

朝日に照らされた桜の花びらを受けて登校する
新入生の気持ちを華やかに彩った。



真夏八月には、
部活で汗を流す子供たちの
真っ赤な頬を
木陰を吹き抜ける風で拭った。




今は昔に思い出をとどめて、
統合で名前だけは町になった
田舎の山間(やまあい)に資料館として
その存在を懐かしむ人の訪れを
静かに待っている。




中庭の建物寄りの花壇は花でいっぱい。


灌木もだれかの手できちんと手入れされている。


教室うしろのカバン置き場の動物シール。


裏庭の女子バレー部室前の貼り紙に、
書かれた「痴漢防止」の注意書き。


校庭の大きな木の下に
ぶら下げられたバッティング用の古タイヤ。


それにぶら下がって遊ぶ下級生。



子どもたちの声が聞こえるような気がするのは

まぼろしだろうか、、、


むかしの記憶をとどめた

変わらぬその姿を集めた

写真集が密かなブームだという。



資料館のパンフを撮影しました。



..................


[あとがき]


運動会の時には村中で集まって

お祭りのようだった、

笑ったり、泣いたり、転んだり、


あっ、そうそう転んだ子が最後まで走ると

1位の子より大きな拍手を貰ったり、、、(笑)

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