お父さんの夢を見た

父の実家によく似た場所だった
夢の中でも父はもう亡くなっていたけど
でも夢の中では父の形見を見つけた

思い出すとやっぱり涙が出てくる

本当は、まだ生きていたら
メールを送っていたはずなんだけどな

4月〜6月の間に会いに行く計画を
立てているはずだったのにな

会って、話して、お父さんの車に乗って
最後は駅まで送ってもらって
「またね」って手を振って

全部もう叶うことのない妄想

お父さんの連絡先も携帯から消せない

形見も何も持ってないから
こんな画面に映る名前ですら
大事なお父さんとの繋がりだと思ってしまう
ただの機械だってわかってるのに

本当に人として全く尊敬できない
駄目人間なのに 全然軽蔑できなくて
もっと嫌悪感を抱いていたら辛くなかったのかな
家族で私だけお父さんを嫌いになれない

でも母に申し訳ないから絶対に口にはしない

これからもずっとこの気持ちを
引きずって生きていくのかな、私