話題:思考
まぁまた「普通」についてなんだが。
ずっと私は私が嫌いだった。
ずっと「個性」がなく、「普通」である私が嫌いだった。
それが。
ほんの少し道を逸れることとなった。
すると今度は。
「普通」であることに憧れた。
「普通」に仕事をして「普通」に自立し「普通」に暮らすこと。
しかし。
それが「普通」なのだろうか。
否「私」がそれを「普通」と定義するからである。
何故私がそれを「普通」と定義するかと言えば。
それは単純に「大多数」の思考だからである。
とは言え。
そうでなければ法律は生まれない。
「大多数」というのはどうしても「優位」なのだ。
では今の私は「普通」ではないのか。
私の思考から言わせれば「普通」ではない。
私は今の私を認めないし、嫌いだし、私の考える「普通」に反している。
ただ。
私が考える「普通」とは違う思考の持ち主に出会えば。
または私が新しい「普通」を考えることができたら。
今の私も至って「普通」で平平凡凡な者とる。
私が中学の頃から考えていた「普通」。
「普通」から脱出することに憧れつつ。
誰より「普通」であることの大事さには気付いていた。
大学時代には論文にしたし、大変な好成績を修めることも出来た。
ただ。
最後の極論にまでは達しなかった。
綺麗に纏めることは出来ても。
私が思う所まで到達出来なかった。
未だ考えていた「普通」の「答え」を。
たかが序章の20ページに纏められてしまうとは。
世の中に似た思考の人がいることに安心を覚え。
それは案外。
仲間。
つまりは自分の思考が「普通」だと思えたからかもしれない。