DYNAMIC CHORD feat.Liar-S「檜山 朔良」



●檜山 朔良/ヒノヤマ サクラ(cv寺島拓篤さん)
Liar-Sのボーカリスト。ギターも演奏する。顔がとてつもなくかっこよく、昔から人気があった。彼自身はクールで口数が少ない。メジャーデビューしてからというもの、タバコを吸い、いつも気だるくやる気がない雰囲気になってしまった。







〜ネタバレ〜
(mainエンド)
2年前に出会った朔良は口数は少ないが心に情熱を持ち、夢に対してとても熱い男だった。そんな彼の言葉に励まされた主人公は、朔良との思い出と言葉をずっと大事にし二年間の留学を経て、言語の仕事で役に立ちたいという夢も持てた。
そんな主人公が久し振りに帰国。やっと朔良たちの歌が聴けると楽しみにしたのもつかの間、朔良たちはメジャーデビューを果たしていたものの、彼の歌には以前のような素晴らしさは無く、魅力を感じないものとなってしまっていた。
2年ぶりに会った芹に連れられ、朔良たちとも再開するものの、朔良も千哉もギスギスしており、主人公に対しても冷たかった。
朔良と千哉がどうしてあんな風になってしまったのかわからず、そして芹も素直に自分やハルを頼ってくれない二人にどうしていいかわからず、主人公に彼らの「トモダチ」になってほしいと依頼して来た。
最初は戸惑う主人公だったし、朔良や千哉に散々冷たくされ心折れそうになるものの、以前のあの素晴らしかった歌を取り戻して欲しくて主人公は彼らとトモダチになることを決意した。
主人公は知らなかったがなんと朔良は主人公と同じ大学の法学部であった。しかし講義には全く出ておらず、いつも芹の家や仁さんの元に入り浸っているようだった。
自分の家があるのに中々帰りたがらない朔良。その理由を知る芹はわざと無理やり朔良を家へ帰し、主人公と二人きりにさせた。まずは心を開いてもらわなければ始まらないと、主人公は何度も朔良の家を訪れ説得した。中々話にもならない状態が続いたが、とあるきっかけで主人公が朔良に手料理を振る舞うと、朔良は気に入ったのか全部綺麗に平らげた。このチャンスを逃さないようにと、料理が得意な主人公は度々朔良に手料理を振る舞うようになる。
世間知らずで優しくてどこか抜けている主人公、そんな主人公に徐々に心が癒されていることに気づく朔良はついに、主人公に胸の内を明かし始める。
朔良たちメンバーが夢に向かっていた時は本当に楽しかったこと、しかしいざメジャーデビューが決まって、初のシングルがドラマの主題歌に抜擢されるととても売れたが、ファンはその「ドラマの主題歌」という歌にしか興味がないことに気づいたこと、そして過去の歌やこれからの歌を期待するわけでは無く、売れた曲と朔良のビジュアルだけでファンは喜び本来の自分を見てくれないことにショックを受けたこと、そして手を抜いたところでファンは気づきもせず、それならもう頑張る意味などないとなにもやる気がなくなり上手く歌えなくなったこと、それに千哉が苛立ち二人の仲が悪くなり現在に至ること。
そしてその頃、幼い頃に亡くなった母、早くにお嫁に行ってしまった姉、唯一最後に残った父が亡くなってしまい一人になってしまった。その寂しさでこの家にいるのが寂しくて寂しくて不安だったこと。
その全てを打ち明けた朔良。主人公は朔良の切ない表情に胸が締め付けられ、この人の力になりたいと全てを受け入れようと思った。
そのことで朔良は主人公に素直になり寂しさを埋めて欲しがるようになるが、寂しさを埋める行為は体の関係を求められることになり、愛がなくただ寂しさを埋める行為と思うと徐々に主人公は辛くなってしまった。
そんな日々が続き、やっと朔良は心を開き始めていたが、本人が本気で歌わないのは変わらない。一人で、歌いたくて歌えなくて怯えていて悩んでいる朔良に対し、どんどん状況はひどくなりメンバーはバラバラになっていく。結局自分は朔良の寂しさを埋められていなかったのかと思った主人公は思い切って朔良にぶつかることにした。全てを受け入れるから、本当にしたいことを言いなさいと。
すると泣きそうな朔良は一言「逃げたい」と言った。その言葉に主人公は微笑み、じゃあ一緒に逃げよう!と手を引いて家を飛び出した。驚き慌てる朔良を明るくどんどん引っ張る主人公は当てもなく電車に乗る。戸惑う朔良が諦めたところで海へ行きたいと呟くと、なんと終電駅は海だった。その偶然におかしくなってきた二人は海を見つめたり花火をしたり、そして歌を歌った。主人公の優しい笑顔を見ていると自然に歌いたくなると言った朔良の歌声はなんと2年前と同じように素敵に心にうつ歌声だった。その歌声を聴き、主人公は感動して涙を流し、朔良はまた歌いたいと言ってくれた。
翌日芹たちが主人公たちを迎えに海辺まできてくれた。ギスギスしていた千哉に「新曲を作ろう」といった朔良に対しメンバーは大喜びした。
その後メンバーたちは生き返ったかのようにまた2年前のような楽しさと忙しさの中で練習を始めた。そして新曲ができると夏フェスで新曲を披露し、その歌は大盛況に終わった。
夏フェスが終わった後朔良に呼び出された主人公。そして朔良は主人公を抱き寄せると「あんたが好きだ」と伝えてくれ、二人はやっと恋人になった。
エンドロール後は、新曲のおかげでライアーズの人気はさらに上がり、ますます忙しくり自然と会える回数が減る二人。
やっと仕事に時間があくと主人公は急いで朔良の好きなものをたくさん作り振る舞うが料理中すら後ろから抱きつき甘える朔良。元から寂しがりだったが、付き合ってからはさらに甘えん坊になり、嫉妬深くなった。
今の歌があるのはアンタのおかげ、という朔良はずっとそばにいてほしいと甘え抱きしめてくれ終わる。

(DYNAMIC CHORD feat.Liar-S)



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