百花百狼「服部半蔵」



●服部半蔵(cv津田健次郎さん)
徳川お抱えの忍び、徳川忍組の筆頭を務める。最強の忍びと呼ばれ実力は計り知れない。主人の命が彼の全てであり、感情は読めない。










〜ネタバレ〜
石田三成により、京を揺るがす大泥棒石川五右衛門を捕らえる初任務にあたる主人公。
そんな時京で出会ったのは五大老の一人徳川家康。そして彼のお抱えの忍びの服部半蔵だった。
半蔵は家康の命が全てであり、強さも兼ね揃え忍びとしては一流の存在であった。
そしてその後主人公は石川五右衛門を無事に捕まえることができたが、その褒美を与えようとしてくれた豊臣秀吉が主人公と二人きりの時に何者かによって殺害されたため、主人公は暗殺者として捕えられてしまった。
主人公の父である上野勘道は甲賀の里に被害が及ぶのを恐れ、主人公と親子の縁を切り、里から追放するという。全てに見捨てられた主人公だったが月下丸だけは里に背き主人公を助けに来てくれ、脱獄することになる。
とりあえず二人は逃げることになるが、そんな時五大老たちは亡き豊臣秀吉の遺言により、秀吉の敵討ちをしたものを後見人とするということになり、五大老たちは各々のお抱えの忍びたちを追忍として主人公を討つ計画をした。
しかし徳川家康だけは違った。秘密裏に服部半蔵だけを旅に出させ、主人公を守れという任務を告げる。主人の言葉は絶対の半蔵はすぐさま主人公を追う。追忍にやられ毒をうけた月下丸を見つけた半蔵は月下丸と主人公を助けるが、気を失った月下丸を連れて行くのは不可能と判断し、お前を守ると告げ、主人公だけを連れて旅を始めた。
感情をあらわにしない半蔵に主人公も警戒していたが、半蔵は冷たいわけではなく言葉少ないだけで、彼のいうことは全て嘘偽りはなかった。最初は任務としての存在であったが長い時を連れ添ううちに徐々に信頼が生まれる。半蔵に助けられた命を大事にしたいと思った主人公は半蔵に稽古をつけてもらうようになったり、その強さに半蔵も惹かれていた。
そしてついに追忍全てを倒した半蔵。これでもう命の危機は無くなったと思ったものの、今度は五大老が甲賀を雇い、また主人公の命を狙う。かつての仲間と対峙することになる主人公だったが半蔵は彼らを殺さず、気を失わせるだけにして戦ってくれた。
しかしそこに父、上野勘道までもが主人公を討ちにきた。しかしそこで父の口から出た言葉の数々は全ての真相だった。昔伊賀の乱を起こした本当の犯人は勘道であり、心無い彼は腕のあるものだけを甲賀にいれ、残りは全て屠ったこと。母のかがりも、伊賀に伝わる秘薬を作らせるためだけに自分の妻にし、薬を作るのを嫌がったかがりに対して「薬を作らなければ娘を殺す」と脅したりしてきた。その為、かがりは勘道を暗殺しようとしたが返り討ちにあい死んだのだった。ずっと母は自害したと教えられていた主人公は、本当は違ったことに気づき、そして全ての元凶である父に刀を向ける。共に構えた半蔵と二人、勘道を討った。
その後勘道が死んだことにより甲賀の仲間たちは里へ帰り、五大老たちは後見人を下りたが、そこで徳川家康だけは自ら後見人になることにする。よって、主人公が死んだことにする証が欲しいと、主人公の血のついた武器だけを持って京へと帰っていった。半蔵は主人に逆らってでも主人公を守りたいという気持ちに気づき、主人公もまた、半蔵を慕っていることに気づいていた為、半蔵が「生きて欲しいと思ったのはお前だけだ」と告げ口づけてくれお互いの気持ちを確かめ合う。
その後死んだことになったおかげで、抜け忍の隠れ里で暮らすことになった主人公。半蔵は忍びを辞め、二人で静かに隠れ里で幸せに暮らすことになって終わる。


(百花百狼〜戦国忍法帖〜)



前のページへ 次のページへ


元カレたちのストーリー (prof) (bkm)

-エムブロ-