灰鷹のサイケデリカ「ルーガス」



●ルーガス(cv古川慎さん)
鷹(ファルジ)の次期当主。冷徹な父オルガの教えのもとに習い、彼もまた冷徹なイメージ。強く信念を持ち、クール。しかし妹のティには甘い。
狼であるラヴァンとレビとはいつも対立している。









〜ネタバレ〜
オルガの本当の息子ではなかったルーガス。その正体は昔アリアが懇意にしていたステンドグラス職人の息子であり、父親がアリアを魔女だと言ったメンバーだったため、オルガに殺され、更に息子であったルーガスは罰で両腕に火傷を負わされていた。
父親が死んでからは孤児として教会で引き取られていたが、その時オルガが何を思ったか養子に引き取ることにした。その際共に孤児として過ごしていたティも一緒に養子にした。
そしてそんな義理の父に育てられたルーガスは不器用なため冷徹に見えるものの、街のことを一番に考える男に成長していた。
そんな時に起きたオルガの裏切り。フランシスカを魔女だと言い、鷹の一族を引き連れ実の妹のフランシスカを殺した。
その事から信頼していたオルガはもう魔石によって変わってしまったと確信し、ルーガスはラヴァン達と共にオルガを討つ決意をするがヒューが教えてくれた過去のオルガたちを見て、主人公は魔女として投獄されることになってしまった。
主人公の牢の隣にはオルガが投獄され、実の父親と二人きりになる主人公。今更父親だと言われても実感もわかないし、話すこともなかった。
しかし数日が経ち、ルーガスが現れ、オルガの刑が決まったと言った。死罪だが、死ぬ日は自分で決めろと言い、毒の入った瓶を渡した。それをすぐに飲もうとするオルガを見て、主人公は咄嗟に叫んで止めた。何故死ななければならないのかと、死んでもなにもかわらないと。そんな死に際にようやく二人は会話を交わす。父と子の初めてのまともな会話を。そしてオルガは小瓶を飲み干し、血を吐いて息を引き取った。
すぐにそこにルーガスが現れる。そしてルーガスは「オルガは毒薬を飲んで死に、その時偶然に転がって来た瓶を拾った魔女もまた、それを飲み干し死んだ」と。主人公は気づく、そういうことにしろというのかと。そしてルーガスは言った、今の筋書きはオルガが主人公を助けるために考えたものだと。そう、オルガは自らの命と引き換えに娘を護ったのだ。
オルガとルーガス、二人の親子に助けられた命、それを大切にしようと涙を流しルーガスの手を取る主人公は、その後ルーガスの屋敷でひっそりと誰にもバレずに暮らしていた。もう何ヶ月もルーガス以外に会わず、どこにも出ていない。けど幸せだった。そしてまた次の年のマスカレードが開催される。主人公はルーガスから贈られたドレスに身を包み、マスクをしてルーガスと共にあの華やかな場に楽しげに向かって行き、終わる。

(灰鷹のサイケデリカ)



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