すごく好きな人がいて。
たぶん、自分史上最高、世界で一番
いまでも好きだと思う。
その人の側で暮らしたかった。
その人もそれを勧めてくれたから、
地方から上京、その人の部屋の近くに小さい部屋を借りた。
今までの生活手放したし金銭的に結構無理もした。
なのに。
わたしは本命じゃなかったから。
セカンド?それ以下?
わたしは呆気なく追い払われてしまった。
本命の位置にいる意地悪い女に。
世界で一番好きな人は、
それからも顔を合わせれば話はしてくれたし
わたしに罪悪感も抱いてくれてたようだけど
こっそりと連絡をくれたこともあったけれど。
だからと言って助けてもらえることもなく。
東京でひとりになった。
けど逃げ帰るのはプライドが許さず。
そのまま住み着いて
運よく仕事は手に入れた。
なんだかんだで
東京ひとり暮らし三年めです。