.

善と悪
それはいつも紙一重。
人の心は右に左に揺れ揺れて、こころをどちらかに落とす。

善と悪の葛藤をしながら、生きている。

本当は善(真)は善であるし、悪(魔)は悪であるけれど、
人の価値観で決める善・悪は利害が大きく左様しているし思考も主観的である。

だから、善が角度代わり悪と云われたり…誰かの悪事が喜ばれ善と讃えられてみたり…頭の回転よく言葉の達者な人のもっともらしい言葉に振り回されている。

善も悪も人の考えにより決められたものでなく、人を生んだ存在が人があるべき姿を善としたもの。

それに反すれば悪。

現代、天の声が聞こえない人が増えた。
善と悪は一人一人腹の底に必ずある。

己の真心に添って、真魂を磨くことで揺るぎない善は顕れる。

時に悪も、善を知るための大き糧になる。

世の中をよく見て、人それぞれの主観的な声に耳をダンボにしても、何も見つからない。

失敗も、未熟さがわかる大切なもの。

お腹の空く、自分も生きなければならない食べなければならない人間に完全なる善の道は遠く遠く…共存のための正き善のカタチはなかなか見えるものでは無いけれど…善の道は死んでも続く…から、常に自分に問うてゆきたい。


話題:善と悪