会いたいけれど会えない




貴方とご飯が食べたい。
貴方と朝が来るまで一緒に寝たい。
貴方に抱いてもらいたい。
私が望むのは旅行でも買い物デートでもないの、たった上記三つ。人間の三大欲求を一緒に満たしたい。それだけでいいのにそれが出来ない。欲求不満。不満不満不満。寂しい。いつも枯渇してる。

土曜日に貴方がうちにきて、ご飯をたべて、眠たくなったら寝て、起きたらセックスして、また眠って、夜が明けて昼まで寝て夕方帰っていく、そういうことをして欲しいだけなの。でももう、それはずっとずっとなくてこれからもずっとないかもしれない。

貴方は仕事が終わって疲れ切った夜遅くに来て深夜のうちに眠そうに帰っていく。貴方が帰った後の部屋すごく虚しい。残された私はお腹も空いていて、抱いてもらえるかなってちょっと期待してた自分に嫌気もさして、深夜3時の気持ち悪いぐらいの眠気で、もう最悪。でも貴方を見送るときはいつも笑ってなきゃ行けないし、来てくれてありがとうって感謝しなくちゃいけないの。



誰かが手を伸ばしてきても、振り切れないと思う。でも奴が私のことほんとに好きで甘えてくれていることは分かってるの。私も同じだろうと安心してることも分かってるの。だけどちがうんだごめん。もう寂しい。寂しくて寂しくて嫌。もう無理きっと。なにかあれば、その流れに、すぐ乗ってしまうと思う。乗りたい。





きっとクリスマスも、私は貴方に会えなくて、ひとりでお腹を空かせて、でもちょっと期待して予定を空けていて、友達との約束もしてなくて、することがなくて、虚しく家で寝ている。貴方は悪くない。体調が悪いのだから。悪いのは私。浅ましい私。三大欲求に飢えた私。





ゆっくりゆっくりとゆがんできている