ライダー熱が若干冷め気味だったので観ようかどうか迷ったが評判が良さげなので観てきた。
傑作だった昨年の『フォーゼ&オーズ』には劣るがなかなか面白かった。

フォーゼパートは、「これテレビシリーズの最終回でも良かったんでないの?」というような感じの内容。イナズマンは前情報段階では敵になるかと思ったが最終的には改心したので安心。五年後という設定にも「パラレルか…」と思いきやウィザード含めた本編と上手く整合性を取ってくれていたのが嬉しかった。

ウィザードパート、脚本がシュールなギャグ作品で知られる浦沢義雄氏との子とでどうなるか不安だったが不思議ながらも味わい深い作品になっていたと思う。シリアス要素の強いテレビ本編とはうってかわってコメディチックではあったが意外と違和感無く観ることができた。ポワトリンの設定は「こう来たか!」と感心。
悪役のアクマイザーも嘗てのヒーローということで賛否有ったようだが憎めないキャラ付けがなされており個人的にはアリ。
坂本浩一氏によるアクションは子供向けの域を完全に超えている。今の東映特撮はこの人で持っているのでは?
不満点はオーズの出番が少なかったところ。昨年のW並みの活躍を期待していのだが…W、アクセル、バースが着ぐるみのみ客演なのはまぁしゃーなしか
ただ最終決戦ではブラカワニやらアクセルガンナーやらのマイナーな形態も使われており満足。

昨年の『MEGAMAX』が手に汗握る作品であったのに対し、此方は肩の力を抜いて楽しめる作品といえよう。