耐性文学

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誰か肉体交換しようぜ

腹痛ええええ！！！


びっくりするほど腹が痛い
あと食欲が全然ねえ、篠原燃費よすぎ
おにぎりひとつで一日撮影してたよ
そして何だか身体が生臭いような……
ば、ばか！ 朝シャンしたっつーの
でも生臭いし汗臭いし日焼け止め臭い
全体的に異臭が漂っている感は否めん

頭痛は貧血か熱中症か栄養不足か
全部か？ 睡眠はちゃんととったし

昼夜が逆転しすぎて一周して戻った罠
撮影は本当に明日で終わるのか
ちなみに今日の撮影では
主演の私物のドリーが大活躍しました
撮影用の特殊機材です

ちなみに今は助監という名の
カチンコスクリプト係をしているよ
そしてもう少ししたら
今度は役者をするよ、
主演二人の一人らしいんだぜ


9月から撮りはじめるそうな
楽しみだああああ 祝暇人脱出



体調悪すぎるからちょっと死んでくる

記事レイアウトポスター案課題エッセイ小説短歌

また腸が職務放棄……
ゲリラで便座と面談だよ
なにかあるとすぐ消化器にくる
篠原、腸と馬が合わない

ストレスなのだろうか
あれもこれも面倒臭い
恋人は欲しいが
自分を選ぶようなマヌケとは
付き合いたくないというわがままっぷり


夏川りみの童神を聴いて
ささくれた心を洗ってきますよ
今日の誘いは断りました
この精神状態で二人きりとか自殺行為

直球に弱い

前から予感はしていたが
篠原を好いているやつが
サークルにいるわけです

初対面以降、
直接話してもいないというのに
かなり熱烈です、何故だろうか
一目惚れされるような
容姿はしてないはずなのだが


好かれすぎていて若干引く
どうしていいか、わからない

可愛いとか、好きだとか、
手をつなげればそれでいいとか
存在してくれればそれでいいとか
篠原は
気づいていない体になってるのに
ドギマギしてしまって
キャパオーバーしそうになった
直球、ダメ絶対

結局二人で映画行く約束しちゃったし
違う先輩とも二人で出かけてるし
篠原は何をしてるんだろうか……


ちょっと惹かれかけている人が
他にいるというのに

Ｉ先輩は篠原を
やたら合コンに参加させたがっているし


こんなことで考え込むのは
篠原の性に合わない！

救済

｢向き合うのは面倒で、怖いから
俺だってしてこれなかった｣

父に言葉が通じていると
はっきりと自覚できた瞬間でした

19年待ってこれかよ
と言われてしまえばそれまでだが
はじめて報われた気がして
篠原はとても嬉しかった
信じていてよかったと思った

父も 母も
良い方向へ向かっています

篠原はそれが
例え様もなく嬉しく幸福であります

あとは篠原が離れていくだけです
だからこそ
恋愛が問題になっているのでしょう

人と向き合い
愛情のなんたるかを知り
甘え甘えられる関係を結び
尚且つうまくやっていけるような
人間性の向上を図らねばならぬのです

好意を受け入れ
心を許すことが
まだできずにいる篠原ですが
行かねばならないのです
信じなければならないのです


わかっています
この機会を無駄にしてはならないと
聞こえます
声が、誰かの声が聞こえます



部屋の掃除に戻らなくては

溜息越しに

来客中は別として
大学に入ったぐらいからか
母親との会話が激減した

母親の愚痴を聞くこと
母親の相談にのること
それ以外はほとんど会話がなく
篠原から話をすることはほとんどない
聞き入れられないと諦めているし
ろくな話が聞けないと決めつけている

母は重い
そして篠原より
はるかに子供な部分がある

理解されないのも当然なんだ
話して聞かせていないのだから
だから彼女は憶測と偏見で
思いやりのないすき放題な発言を
何度も繰り返す
篠原がしっかりしていないと
聞いていられないようなことばかり



それはいいのだ
期待もしていない
でも篠原はどこに
これをどこに持っていけば
いつまでこれを抱えていれば

重い
不自由だ
いつまで いつまで いつまで いつまで