と思い出して思った。
昔から、過去に起こった出来事を母に話すとそんなわけないだろとかそうだったっけ?とか言われてきた。
俺の感覚だと、こういう話したっけなとか一緒にここに行ったっけなとか好きな人はこういう行動したっけなとか、自分はこう思ったっけ、こういう感情なったっけって好きな人に関する記憶って残るもんなんだけどな。
だから、俺のこと好きじゃないんだわ。きっと。
そうだとしたら、これまでの母親の俺に対する行動がつじつまが合うんだよな。
幼い頃、話しても信じてもらえないし怒鳴られて俺に責任をなすりつけられた経験があって、それが強烈に記憶に残ってて、ずっと尾をひいている。好きな人にそんなことしないよね。よくほっぺにキスされてきたけどさ、あれも全部嘘だったんだ。きっとそう。だって、俺が学校行きたくないって話したとき、怒鳴って俺を学校に行かせたよね。好きな人だったらそんなことしないよね。母親が好きだとか言ってきたりキスしてきたのとか、全部嘘だったんだ。なんか、いまわかった。
俺はずっと、嘘つかれてきた。社会に出ていろんな人と接してみて心理学の本を読んでみて、自分の思考と感情を頼りに生きてきて、今思った。でも実は幼い頃から気づいてた。ずっと違和感あった。だけど、子どもだから言葉にできなかった。ずっともやもやしてた。なんなのか分からなかった。俺は愛情が不足していた子だったんだ。だから多分いじめられてた。キモいとかくさいとかうわーとか言われてきた。基本的な生活習慣があまり身に付いていない子どもだった。お風呂に入るの嫌だったし髪の毛を洗うの嫌だったし、歯磨きもろくにしない子だった。母親には入りたくないんだったら入らなくていいって言われてきた。歯磨きしろと口うるさく言われてこなかった記憶がある。ただ、虫歯になったら歯医者にはつれていってもらった。だから、俺は年のわりに銀歯がたくさんある。でもそれは愛情じゃないんだ。放任なんだ。歳をとって分かってきた。
だから、俺はどこかマザコンなのかもしれない。お母さんみたいな人を見たりお母さんみたいな人の話し声聞くと泣きそうになる。ずっと愛情を求めているのかもしれない。でも満たされないってことも経験を通してわかってる。だから、自分で自分を愛してやるんだって思う。とことん愛してやったら、笑顔になれるかな?笑えるのかな?
わがままな自分もダメな自分も愛せたら、俺はこの先もずっと生きていけるんじゃないかと思う。
話題:メンタル