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扉は用意しといたけど
灯りを付けるのを忘れた

水浸しのスポンジを
人指しゆびでそっと押す


ベッドの上は空白で
暖かいのは体温だ

僕の中にも空白が
浮かんでは沈み、浮かんでは沈み


僕が泣いても君はいる
僕が笑っても君がいる
呼吸の音がふたつになって
また世界は滲んでいく
僕の幸せには君が要る



立ち止まりはしないけど
もうだいぶ疲れた

水浸しのスポンジを
人指しゆびでそっと押す

部屋の中は静かで
聴こえるのは誰の鼓動

僕の中にも悲しみが
浮かんでは沈み、浮かんでは沈み

僕が泣いても君はいる
僕が笑っても君がいる
呼吸の音がふたつになって
また世界は滲んでいく
僕の幸せには君がいる


傷だらけになって
笑えなくなって
君に抱き付いて子供のように

慰めても笑えなくて
抱き締めても止まらなくて
君に抱き付いて子供のように

好きだと言っても、
好きでいて


僕が泣いても君はいる
僕が笑っても君がいる
呼吸の音がふたつになって
また世界は滲んでいく
僕の幸せには君が要る

僕が泣いても君はいる
僕が笑っても君がいる
呼吸の音がふたつになって
また世界は滲んでいく
僕の幸せには君がいる


君が泣いても僕がいる
君が笑っても僕はいる
鼓動の音がふたつになって
また世界は溢れていく

君の幸せには僕はなる
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