光で溢れてる
希望で溢れてる

泣くのはやめて、
ずっと笑ってよう






世界はこんなに光に満ちあふれてる
そんなことを思ったのは何時だったか

フロウフロウは目覚めた
いつもの場所で
機械が並び、ごちゃごちゃとデータが集まる
こんな場所で目覚める朝が無くなればいい、と何回思っただろうか

そんなとある朝に、外から声
ジャックだった
「お前の求めてた世界にたどり着いたぞ、フロウフロウ」
彼はそう言って、フロウフロウの手を引く
神のおかげで実体を持つことができた彼女は、その足でジャックと共に走る

目の前に浮かんだ光景は


『おめでとう!!フロウフロウ!!』


そんなみんなの声だった
フロウフロウはデータの破損によって、運が悪ければ消えてしまうまでの状況に陥ってしまった
でも、そんな彼女は強い意志を曲げずに、ここまで来たから消えないでここにいることができた
そんな彼女にみんなからのお祝い

一度消えたこぺるも最後まで曲げない心を教えてもらった
シエルが消えそうになったときも彼女はずっと支えてくれた
自分も【消失系女子】なのに、消えないと彼女は仲間を信じ続けた
そんな彼女に支えられ、ここで笑えてることを、この言葉、体で伝えたい
彼女におもいっきりの『ありがとう』を!!

そして、フロウフロウに届いた手紙
ジャックが開けて、彼女に見せる


お前の信じた世界はここにある
お前は一人じゃない
あの機械じみた世界から抜け出そう
お前に光に満ちあふれたこの曲を

一緒に行こう、仲間たちと


パーティーのお誘い
彼女はもう一人じゃない、あの世界から羽ばたき、みんなと光に満ちあふれた世界に居られること
ここで実感できた

フロウフロウから溢れた涙が止まらない
みんなで優しく抱き締めて
彼女の世界を温めた
彼女は、そのまま笑った
『とても温かいね、温かい世界だね』

もう彼女の世界は変わった
ここから、きっと…



【フロウフロウの世界】