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もういちど、別れのコトバを。

キスをしてください。
もう、わすれないよ、と。

キスをしてください。


さようなら、を

僕の中に刻んで。

みつけたのは、あまい、あまい。

だいすき、といくら呟いても、
きみは、僕の存在すら目に留めていない。


たすけて、といくら祈っても、
きみは、ずっと背中を向けている。


だいきらい、とこっそりこぼすとき、
きみは、ぼくを睨みつける。

だいきらい、とこぼすときだけ、
きみは、ぼくをみてくれる。




ぼくがいらないぼくを、きみがひろう。

もう一度と、縋れども。

ゆびきりって、

指切りって、

指を切り落とせば

許してもらえるってことかな。
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