終わらぬ冬が訪れて
二人の間にだけ降りやまない悲しみがあった

壊れかけた心にたくさんのガラスの破片が刺さり痞えて呼吸とまりそうだった
あの沈黙の夜、君の唇から零れたのも強がりだったの?

言いたくない言葉、望まない結末ばかり選んで間違いだらけ
君への想いすら偽物にしようとした僕の弱さを許して

静かに心に降り積もる哀しみと痛み
外された君へ続く階段、最初からなかったかのように

疑心暗鬼に陥ったのはきっと僕で
信じてるなんて翳した強さは それしかなかったからだった
埋められない隙間に
ただ狼狽し窶れたふたつのこころが泣いていたね

鎖で雁字搦めに縛らないと愛なんて信じられないって耳を塞ぐあの夜の君へ
こころが目に見えたら良かったのにね
僕はずっと君だけを見ていた
君だけを愛していたんだ

やりきれなさだけが虚しく残ったあの夜にもし戻れても
きっと僕らはまた間違った結末を選ぶだろう
愛し過ぎた故に。