スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

57 堂々巡り

田中家は三井の母親を警戒しているので、入ってくるかどうか読めなかった。




しかし、 「線香をあげさせてください」と、遺骨のある部屋までは入ってきた。




私は常に奥のリビングに居て、下の子とひたすらUNOをしていた。







いつものように泣き声が聴こえる。





これだと説得はどうせ無理だろう。


強引に帰るのだろうか?





こちらからしたら高みの見物。


















1時間くらいしただろうか? そこまではしないかな?





泣き声が止み、上の子が無言でリビングに来て、勉強の何かを持って、また戻っていった。








しばらくしてから三井に説明を求めた。












去年、三井が留守にしている間にこっそり帰って宿題を持っていったらしいけど、持っていくのを忘れた宿題があったとの事で、田中夫妻と一緒にやるのを熱望しているって事で、田中夫妻とマンションの1Fにある、くつろげる場所で宿題をする事になったらしい。






それが本当だとしても、また泣くのは目に見えてるけど。












居なくなった後もひたすら私は下の子とUNO。




もう3年分はUNOをしたに違いない(笑)












お昼ごはんは食材を買ってなかったって事で近所のファミレスに4人で行った。






下の子のメンタルは今のところ大丈夫。













食事した後は帰ってまたUNOをする(笑)





そして、夕方になって田中夫妻と上の子が帰ってきた。




案の定泣いている

56 親として、待つ

1月6日。 子どもの冬休み最終日。




朝食を摂ったあと、近くのアウトレットモールにでも出かけようと三井が言い出した。



意味が分からず私は聞いてみた。






どうもいつの間にか、三井が母親にショッピングに誘っていたらしい。






「どうせまた、いつものように約束破って夕方になるよ」と。










いや、それで午前中にちゃんと来たら信用ガタ落ちになるだろう、と。


それ以前に待って当たり前だろ、と。





「だって、ずっと待ってるの?」 と言っているけど。





コイツ、親としての自覚に乏しい。。。。












出かける気満々な三井の母親はお出かけ用のファッションをしていた。





61歳だが派手な格好で、ピンクのニット帽を被っている。








脱げよ、そんな格好恥ずかしい

田舎者丸出しだな、、、







そんな暴言を吐くものだから一時は 「そんな事言うならおいとまさせていただきます」と家に帰ろうとしていた。






三井、、、、一昨日の夜に散々話したのに、三井から頼んで親に来てもらっているという自覚が無い。。。
















そして下の子に電話をかけてもらった。




すると、もう家を出る頃だったようで、大人しく家で待つ事となった。











下の子の話によると、11時半という約束をしていたらしいが、それよりも早く田中家と上の子が到着した。





案の定泣きじゃくっている。

55 法的根拠

私は皆が寝た後、スマホで検索をかけていた。




三井によると、正さんと話していた中で、「子どもが希望すればうちが親権を得る事も可能だ」という話をしていた、と。




下の子と一緒に居ると調べる時間が無いので、皆が寝た後に布団に入りながら調べていた。







裁判か調停で親権獲得。もしくは養子縁組だと思われる。








調べた限りでは、養子縁組は2つに分かれる。



普通養子と特別養子縁組。






普通養子は15歳未満の場合は法定代理人が承諾をしないといけない。


つまり親権者である三井の同意が必要だからあり得ない。







特別養子縁組はそうではないが、6歳未満じゃないと適用されないらしい。







となると、養子縁組で田中家の娘になる事はあり得ない。








では、子どもが熱望した場合、親権は親以外に移せるのか?








日本の法律ではそれは無い という事を書かれているサイトが多い。




ただ、祖父母が監護権(親権の中の、子育てをする権利)を勝ち取った例もあるらしい。







しかし、DVなど明らかに親として不適格な場合。








子どもが希望しようが、判例で落ち度のない親から祖父母が監護権を勝ち取った判例は無いと思われる。









田中家のハッタリだったのか、分からないけどとりあえず親権を持っていかれる事は例え上の子が希望しようが可能性は限りなくゼロに近いというのは分かった。

54 久々の帰宅

帰ってからはUNOをして遊んだ。

子どもの知っているルールで。






明らかに独自ルールだけど無理強いするよりは楽しませる方がいい。





わざと負けてあげた方がいいかと思ったけど、その心配をする事もなく、私の方が負ける事が多かった(笑)







2年生の1月で九九があやふやな所がある程度と思っていたけど、この子、ちゃんと考えてゲームをする。





三井には、 将棋とか、考えるゲームを色々させた方がいいと言っておいた。

















ひたすらUNOをして晩御飯を待つ。






そんな時、上の子から電話がかかってきた。






今はUNOをしている。

晩御飯のおかず。





そんな話。




妹が居なくなり、心細くなったんでしょう。







今日TVでやる特番を録画しといてくれと頼まれた。







帰ったら観るのだろうか・・・?








やっぱり下の子だけでも奪還できたのは大きい。







楽しく過ごしてるPRを上の子にでき、上の子は切なさからこうやって電話をかけてくる。












明日もまた泣いて嫌がる可能性は高いだろう。





けど、わずかだけど希望も見える。






下の子も楽しそうで、三井とも、三井のお母さんとも上手くやっている。







さあ、明日は冬休み最後の日。

53 奪還

粘った末、下の子を連れて近所のショッピングモールに遊びに行って時間潰しをする事となった。



8歳になったばかりの下の子は元気ではある。



しかし大人の事情、姉である上の子の泣く姿によって不安になる。





この子を不安にさせぬよう、楽しませるよう、今はそれだけを考える。













そんな中、子どもに質問をしてみた。


昨日はあれからどうしたの? と。






我々が帰ったあとは風呂に入ってすぐに寝たらしい。




子どもは嘘をつけない(笑)





つまり、「今晩宿題を終わらせて、明日の10時に子どもを返す」というのは昨夜の段でまた延期させる気満々だったという事。




















2時間半ほど時間を潰し、また田中家に戻る。



「明日帰る」と泣いている。








引かない三井。

「今日じゃなきゃダメなの?」「こうやって泣いてるし明日でもいいじゃない」「じゃあとりあえず下の子だけ連れて帰る?」 と栄子さん。







当初は下の子も、上の子が帰らないなら帰らないと主張していた。



下の子は大きな声で自己主張できる。






1時間くらい交渉した結果、下の子だけ帰る事になった。





明日、6日の午前中に車で連れてきてくれるらしい。











子どもを考えるとどうかと思う。




7日から学校lなので、6日に来て翌日からいきなり学校。




不安定な子なのにそんなんでいいのだろうか?














そう。  子どもでなく大人で考えると、今度は田中家の方が困るはず。




冬休みが終わるし、田中家から車で送り迎えするわけにもいかないし、三井の家に返さないといけない。

そして今回は田中夫妻が連れてくる事になっている。




こっちが無理に連れて帰るわけではないので、こっちのポイントは下がらない。

無理に三井の家に連れて行こうとする田中夫妻のポイントが下がる。










下の子だけでも奪還できたんは上出来だと思う。
カレンダー
<< 2024年05月 >>
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
カテゴリー