問題を抱えずに生きていくことは人間にはできない。


いつも何かしら、誰だって何かを背負って生きている。
受験勉強、部活、いじめ、恋人の有無、結婚生活、ブラックに勤めている、不倫、パワハラやセクハラ、親の介護、子育て、ローン、前科、死別、ホームレス、孤独、病や怪我。



問題の大きさというのは社会的に、相対的にしか断定できない。それが本人にどれほどの負担やストレスとなっているかは、誰も分からない。どんなトラウマを持っているかなんて、他人には推し量れない。



ただ推し量れない重りをぶら下げて生きているという点だけにおいて、全員が平等に過ごしているだけ。