花朧「竹中 半兵衛」



●竹中 半兵衛/タケナカ ハンベエ(cv浪川大輔さん)
斎藤道三に仕えていた軍師で、その才能の凄さから天才軍師と有名。見た目は幼いがとても綺麗な顔立ちで、口が悪くそっけない。







〜ネタバレ〜
(愛エンド)
斎藤道三が亡くなり、その後尾張へとやってきた竹中半兵衛。彼が天才軍師だということもあり、信長は織田に仕えるように半兵衛を口説いていたが、半兵衛自身は生意気に素っ気なく、すぐに織田の味方をするということはしなかった。
しかし尾張から去ることもせず信長の手腕を見定めるという名目で留まることになったため、自然と主人公は顔を合わせることになる。
半兵衛の額にある刻印のようなものに触れ、何故か主人公の朧の力が目覚めてしまうこともあり、半兵衛という存在を気にかける。
人と関わることをしない半兵衛は、誰に対してもそっけなく、そして食や、自身の体にも執着しない無気力さがあった。それは生きることすらどうでもいいような気配を主人公は感じていた。
そのため、半兵衛に少しでも食べ物を食べてもらいたいとオニギリをつくり何度も彼に持っていった。オニギリを握るのなど初めてで、それはとてつもなく不味いものになってしまったが、半兵衛は最初は本気で鬱陶しがっていたものの、主人公のしつこさに半ば諦めたのか、徐々に二人の距離は縮まった。
仲良くなりたいと思うようになった主人公は半兵衛に相変わらずしつこくすると、半兵衛はたまに笑うようになった。姫のくせに木登りをする主人公は他の女より好感が持てると笑ってくれた。その笑顔に胸が締め付けられる主人公は初めての甘酸っぱい気持ちに戸惑っていた。
しかし、相変わらず半兵衛は生きることを諦めているように伺えた。そして戦場で虚ろになり、何故か自ら死のうとしたりもした。そのたびに後代返しを使ったり、体当たりで半兵衛を救い、まっすぐにぶつかってくる主人公がかつて慕っていた道三に重なって、半兵衛も主人公に対し好意が芽生えた。
そして事件は起きる。なんと半兵衛の体の中には「玉藻狐」という朧が取り憑いていたのだ。そして主人公もまた、黒狐の血が流れているだけではなく黒狐の生まれ変わりそのものであることも分かった。そして陰陽師により岩に封印されていた玉藻狐は体がないため半兵衛に取り憑いており、更に半兵衛に取り憑く前に道三に取り憑いていたため、道三の体が玉藻狐の力に耐えきれなくなり壊れてしまう直前に半兵衛に乗り移り代わり、そして半兵衛の体を使って道三を殺していた。そのため半兵衛は愛する道三を殺してしまった罪を抱えずっと苦しんでいたのだ。
慕っていた道三を殺してしまって自分は生きている意味がない、死にたい。
けれど玉藻狐が乗り移っているため自害が出来なかった。それで朧について自身で調べ尽くしていると、神の力を持つ黒狐ならば玉藻狐を殺せるということを知り、更に玉藻狐が黒狐を憎んでおり黒狐である主人公の元へ行けと教えてくれたので、玉藻狐のいうとおりにしているふりをし、主人公に自分もろとも玉藻狐を殺してもらおうと思っていたのだった。
そのため主人公に近づいた半兵衛だったが、明るく優しく強い主人公に触れるたび幸せを感じてしまった。もう自分は幸せになる権利などないのに、生きたいと思ってしまうことが怖かった。だから主人公を遠ざけようとしたのに、好きになってしまった。
そして玉藻狐のことを主人公に告げた時、玉藻狐は主人公を攻撃してくるが黒狐の力の黒い炎を使い、玉藻狐を半兵衛の体から追い出した。ようやく玉藻狐から解放された半兵衛に、主人公は「半兵衛のことが好き」と告白すると半兵衛も「あなたのことは嫌いじゃないです」と口づけをくれた。
その後、アランは玉藻狐が作り出した物であり玉藻狐に吸収され、そして玉もまた玉藻狐が作り出した分身だと知る。しかし玉は主人公が黒狐として生まれた時に黒と交わり、玉藻狐の意識が届かなくなったため、主人公の仲間になり過ごしてきたのだった。
そしてついに怒り狂った玉藻狐が暴走し、二人を殺そうとするがボロボロになりながらも二人は後代返しを使わずに立ち向かうことを決意。黒と玉の力も貸してもらい、二人はついに玉藻狐を倒した。
戦場で生きたいと言ってくれた半兵衛と抱き合い、口づけを交わし、二人は一緒に生きようと誓った。
エンドロール後は、織田の家から出て旅をする二人。今まで知らなかった外の世界を見て回ることに幸せを感じる主人公と半兵衛。そしてそれとともにいるのが黒と玉。もともと玉藻狐の力で狐たちが見える半兵衛は、元からあった病気も黒狐の力のおかげで治ってきている。この先その病もどうなるかはわからないが、二人はずっと離れないと誓って旅を続けるのだった。

(花朧〜戦国伝乱奇〜)



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