↑オオミズアオ夏型♀(2011.8.20採集)
近所の運動公園の地面に落ちた枝に静止していた。
前翅長65mmくらい。
ヤママユガカヤママユガ亜科Actias属。
オオミズアオは触角の発達の程度で、雌雄の区別ができます。
雌もギザギザ触角なので、見慣れてないと意外と雄と紛らわしい。
前縁の色が濃い・触角が緑っぽくない・眼状紋が小さい
の点で、オオミズアオとしました。
この個体は典型的なオオミズアオの模様なので、間違いないと思う!
今の時期(8月)に見られるのは夏型。
春型は蛹で越冬した個体で、翅の色は水色っぽい。
夏型は春型の個体が産んだ卵の個体で、翅の色は黄色っぽくなる。
基本は年2回の発生だけど、3回目の発生と思われる個体が10月に発見された事もあるらしい。
暴れられては困るので、冷凍処理してさっさと標本にしました。
しかし、復活した。
冷凍庫から出した時はカチカチだったのに、まだ生きてたとは・・・
脅威の生命力。
数々の蛾を冷凍してきて、気付いた事が。
「何も食べない蛾は、冷凍しても復活する傾向が強いような・・・」
イボタ様の時も復活したし、その他でも口がない蛾は復活率が高い。
何も食べないから、よっぽど沢山のエネルギーを蓄えてあるのだろう。