エクスタシー・ドール

５月２４日（１３日目）

本日のキーワードは占いです



エステ「連絡先送付済み。直接返答で即振り込み可」

『どーせ嘘だよね、怪しすぎるよこいつ』


Y田「会いたいと願っているのは私だけ？」

『川柳か？（笑）』

エステ「明日お会いしましょう。よろしいですね？」

『だから、勝手に決めるなって』



いいかげん、つまらなくなってきたので、退会しておしまいにしようかと思っていたら…。

じゃじゃーーーん！！


ここで、運営の最後の霊感商法が幕を開けるのだった…。


運営「先日行われたスペシャル抽選会において、占い師様がフリーチケットを見事ご当選されました！　ありあ様が指名された場合、占い師様とのサイト利用に関しましては、全コンテンツ完全フリー＝無料になります」

『なんだ？　この釣り予告？　女はみんな占い好きだとでも思ってるのかしら？』

運営「占い師様からのご指名の連絡です。フリーチケットのお相手に、ありあ様が選ばれましたのでご報告します。有効期限は本日１８時までとなっております」

『まあ、このメールに気づいたのが１７時半だったんですけどね（笑）』

占い師「すべて無料だそうですので、視て差し上げます。お初にお目にかかります。名前の通り、占い師をしている美園遙と申します。無料でやりとりができるという権利が当たりましたので、貴女を指名させていただきました。貴女を指名した理由は私の占い師としての勘が貴女の未来に重大な出来事の到来を予見させたからです。いかがわしいものではないので、気になったらお返事下さい」

『いや、お初じゃないし…数日前にメール来たよね？　○○公園って書いて。てかさぁ、視て差し上げますって…押し売り？』

占い師「私がほかの占い師とは違う部分をお話します。細木数子女史のように表で活躍されてる占い師もおり、また雑誌や携帯サイトでの占いコーナーなどからも「占い」そのものについては貴女も凡その見当はついていると思いますが、私はそういった巷に溢れるタイプの占い師ではありません。同姓ですし、忌憚なく貴女に真実をお話します。無料ですし、気になりましたらご連絡下さい」

『別に気になりませんけどね…まあ無料だから少し遊んでみるのもいいかなぁ』

JAZZ MAN「○○市▼▼区のバーで週末セッションしています」

『あ、そーなんだ？　ホントならそこ行ってみたいな。ブルースのがいいけど』

占い師「運命の相手の正体、知りたくないですか？　貴女の目の前に、もうすぐ『運命の相手』が現れます。私の占いによれば、貴女の相手はそれなりの経済力と地位を持った人です。確実なことは、貴女の詳しいプロフィールを聞かなければ断言できないのですが…もし多少なりとも気にかかるのでしたら、生年月日と血液型を教えて頂けませんか？」

『恋愛占い？　てか、この期に及んで、まだ『運命の相手』が出てくるのか…（笑）もう、去年から男でアップアップなんですけど（とほほ）…仕方ない、返事だそう』

わたし「こんにちは。あのう、私、既婚なんですけど、それでも運命の相手なんて現れるんですか？」

占い師「返事いただけると信じていました。せっかくの無料、有効につかっていきましょう。私は占い師としては業界ではそこそこの名声を博しています。ですので、本名その他個人情報は秘匿させていただきますがよろしいでしょうか？　同じ女性同士、忌憚なくお話していきましょう。まずは詳しい占いのため、生年月日と血液型を教えて頂けますか？」

『名声を博してるのか…その自信をわたしにもわけてくれm(__)m　でもさ、だからこそ、本名その他は隠すんじゃなくてここだけの話として内密にしておいてくれと、無料で占うならそう頼むのがスジじゃね？』

占い師「ここから具体的な占いの算定に入ります。今から質問を投げますので答えて頂けますか？簡単な心理テストだと思って肩の力を抜いて答えて下さればけっこうです。３問のみですのでお時間は取らせません。生年月日と血液型。性別にくわえ、その３問でだいたいの傾向はつかめます。１問ずつ答えて頂いてもまとめて答えていただいても構いません。では」

『はぁ〜？　おもいっきし、うさんくさくて眉唾なんですけど？？？？』

占い師「１問目、目を閉じてイメージしてください。貴女は現在孤島にいます。誰も周りにはいません。漂流して３日目、食料も底をついてしまいました。しかし奇跡的に遠くからこちらに向かってやってくる物陰が見えます。それはどのようなものですか？」

『をいをい…どんな心理テストだよ？』

占い師「２問目、この写真を見て下さい。これを見て、頭にアルファベットと数字をイメージしてください。そ