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隙あらばすぐに

先週の日曜日は、恋人とデートに出かけました。
駅で待ち合わせでお昼ご飯を一緒に食べました。わたしは鯖、恋人はかれいの定食を食べました。すごくおいしかった…あら汁はさいこう……。
ご飯を食べながら、わたしは恋人に友だちの話をしました。大学時代の友だちが、就職してから上司と不倫してしまった話を。わたしはそれがすごくショックで、一人では抱えきれなかったので恋人に話をしたんです。恋人は、その話を聞いて怒っていました。友だちも上司も、恋人の知り合いではないのに。
わたしと恋人は、かつて浮気をしていました。そのことがあって、恋人はそういう裏切りを憎んでいます。自分がそういうことをして後悔しているから、他の人にはそんな思いをしてほしくないんだと言って。わたしはそういう恋人の正しさが、すごく好きです。
それから少し移動して、映画を観に行きました。思いの外人気の映画で、見ようと思っていた回は満員だったので、チケットだけ買ってまずは喫茶店に向かいました。映画館の階段で、わたしは恋人にキスをしました。踊り場に降りてからももう一回、キスをしました。恋人は怒ったフリをして、でも嬉しそうだった。

主人の飼い猫がその辺でくつろいでいる喫茶店で、わたしたちはのんびり話をしました。そらから映画館に戻り、ポップコーンを買って、映画を観ました。
あんまり普段見ないジャンルの映画だったんですが、すごく面白かったです。わたしは感情移入が激しいタイプで、映画を見るとだいたい泣くんですが、この日も泣きました。エンドロールで鼻をすすっていたら、恋人がタオルを渡してくれてきゅんとしました。わたしは女としてダメだ。
映画館を出て、感想を話し合いながら、今度は居酒屋に行きました。焼き鳥をつまみながら、いろいろな話をしました。お互いの生活の話なんかを。
恋人はたばこを吸います。わたしも少し前までは吸っていたんですが、なんとなく吸いたい気持ちがなくなって、年明けくらいからほとんど吸わなくなりました。そしたらどういうわけか、恋人にたばこをやめてほしくなってしまいました。でも恋人は完全に依存症なので、病院にでも行かないとやめられないだろうなと思っています。思っているんだけど、わたしは酔っ払うとその話を恋人にしてしまうんです。そのときの自分がすごく嫌で、そんな話をするくらいなら、わたしもまたたばこを吸おうかなって思ってるの、ということも話しました。
恋人の家でご飯をつくって食べるのも好きなんですが、そのときはだいたいテレビがついていて、テレビの話ばかりしてしまうので、たまにはこうやって外食をしてきちんとお互いと向き合うことも大事だなと思いました。

少し早めの時間にお店を出て、夜の散歩に出かけました。だいたい一緒にお酒を飲むとわたしのほうがひどく酔っ払ってしまうんですが、この日は恋人のほうがふらふらしていてかわいかった。人気のいない公園に行って、ベンチで休憩しているときもわたしの胸に香りを埋めてきた。かわいかったので、キスをしたらふにゃふにゃに笑っていてさらにかわいかった。
そるから、恋人をベンチに置き去りにしたまま、わたしは遊具の土管の中へもぐりました。暗くて狭くて静かなところは落ち着くなと思いながら。
恋人は、そういう訳の分からんわたしのことを、土管の中まで追いかけてくれました。「狭すぎて不安になる……」って言いながら。わたしは夢の話をしました。嫌な夢を見て、あの人にとって、わたしは路傍の石ころのような存在だって思い出して、でもそれでも、恋人にとってわたしが石ころじゃないなら、それでいいかなと思ったんです。それを話したら、「あなたはおれの彼女で、一番大切な人だよ」と言ってくれて、わたしはまた泣いてしまいました。
帰りは、恋人が家まで送ってくれました。家の前まで来てくれたときは、わたしが恋人にキスをしてから別れるのがわたしたちのいつもです。でもこの日は、わたしがふざけて政治家っぽく握手をして、そのままふざけて別れようとしたら、恋人からキスをしてくれてきゅんとしました。

外にいたのにたくさんキスをした1日でした。いい年なのにすみません。でもちゃんと周囲に人がいないのは確認しているので許してください……。


キス

思い出させて

わたしは最近ずっと仕事が忙しくて、少し参っています。この間電話をしたとき、恋人にはたくさん愚痴を聞いてもらいました。恋人は、「仕事ができなくてもうみちゃんが好きだよ」と言いました。わたしは少し思いつめていて、仕事ができない自分を認めてあげることができなくて、その言葉にすごく救われました。
いろいろな考え方の人がいるでしょうが、わたしは仕事に人生を捧げたいとは思っていません。仕事はお金を稼ぐため、生きていくための手段であって、わたしは自分が楽しいと思うことのために人生を捧げたいと思っています。恋人はそのことを思い出させてくれて、「だからがんばりすぎないで、無理しちゃダメだよ」と言ってくれました。
わたしを分かってくれて、気づかってくれることがすごく嬉しくて、わたしは泣きそうになりました。
もう少し忙しいのは続きそうだけど、そんなことを思い出して、胸をあたためてがんばろうと思います。また週末には恋人に会いに行こう。

ありがとう

春の日

また間が空いてしまいました。書きたいことはいろいろあるんですけどね……。
ひとまず、先週恋人に会いに行った話をします。

この前の金曜日、恋人に家へ泊まりに行きました。
恋人はビールを飲み、わたしは恋人が買ってくれたハーゲンダッツを食べて、この前の旅行で撮った写真やタモリ倶楽部について話をして、仲良く2人で眠りました。
土曜日は、わたしに昼間から出かける用事があって、いつもみたいに最寄駅まで送ってもらいました。いつもと違ったのは、わたしが恋人に手紙を渡すつもりだったということです。
恋人は最近、大学を卒業しました。そのまま大学院に進むので学生生活は続きますが、やっぱりそれはひとつの節目です。だからわたしは手紙を書きました。いつも考えていることを、恋人とずっと話をして触れ合って仲良くしていきたいんだというようなことを、書きました。
恋人に手紙を渡すのなんてはじめてで、わたしはすごく緊張していて、別れ際に無理やり手紙を渡して逃げるように電車に乗りました。恋人が戸惑っているのは分かっていたけど、恥ずかしくて一度も後ろは振り返りませんでした。

わたしはその日一日中お酒を飲んで、ふらふらになりながら恋人の家に帰りました。ふらふらだったので、夜の道を腕にしがみつきながら歩きました。
恋人と、手紙のことについて少しだけ話しました。あんな、一方的な、押しつけるような内容の手紙だったのに、恋人は嬉しかったと言ってくれました。ちゃんとがんばって勉強しようって思ったよって。
わたしはそれがすごく嬉しくて、お酒を飲んでいたせいもあって、いつも以上に恋人に甘えてしまいました。ぐでぐでのわたしを世話してくれる恋人は、本当に優しい。

次の日はお昼くらいに起きて、サンドイッチを作ってピクニックに行きました。
ピクニックといっても、近所の小さな公園なんですけど。くもっていて、少しだけ残った桜の花が綺麗だった。途中のコンビニにイチゴオレを買った恋人は、「イチゴオレってこんなにまずかったっけ…」と顔をしかめていて面白かったです。
家に帰ってゲームをしたりして、晩ごはんを一緒に作って食べました。でもあんまりおいしくできなかったので、今度またリベンジします…鮭のムニエル……。
この日はお互いあまり寂しくならずにニコニコしてバイバイできたので、寂しがっていた昔の恋人を思ってわたしは嬉しくなりました。


幸せ
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