作詞
どんだけナルシーなんだ!と思うけど、書いたとき泣いてしまいました。(笑)
頭の片隅に追いやられた
八月の暑い昼下がり
手のひらサイズの赤い靴と
それより小さいシャベル
今はもうあまり大きくはない
父さんの優しい手
「宝物がうまっているよ」
そういうから
夢中で砂を掘り起こした
ジリジリと照る太陽
さっきまで被っていなかった麦わら帽子
知らないうちに降る優しさ
今なら気付けるのに
掘り当てた青いビー玉
光の反射でキラキラしてた
一番キレイだと思った
世界で一番素敵だと思った
赤いバッシュに白い靴紐
少し滑る体育館
今は少し皺のある
母さんの優しい手
恥ずかしいくらいの声援
だけど嬉しかった
小さなバスケの大会で
上手でもなんでもなかった
それでもがんばって走って勝った
泣いていていたんだ
「大袈裟だなあ」
今なら素直にお礼も言えるのに
勝ち取った小さな勝利
手を叩いて喜んでた
一番名誉だと思った
世界で一番誇らしかった
ただ幸せなだけの思い出が
何でか涙連れてくるから
僕らはいつも頑張って
忘れようって手放すけど
手放したって愛してくれてるんだ
離れたっていてくれるんだ
それだけ覚えていて
それだけ忘れないでいて
愛されていたって忘れないで