今週のちびまる子ちゃん神回にも程があって悶絶したよね
先週の予告の時点で感付いてはいたけどまさかこれほどまでとは
永沢が人気者になるって回だったんだけど
9分25秒という短時間に凝縮された味濃い藤木と永沢の関係に私の心が歓喜で打ち震えた
おばあさんが財布を落としてしまって、登校中だった永沢が探すのを手伝う
無事発見した後、名も名のらず永沢は去ったのだけど
おばあさんは手提げ袋に書いてあった名前を見て学校に連絡してくるんよ
んで先生がみんなの前で永沢を褒める
クラスメイトに「やるじゃん永沢!」って褒め称えられてたけど永沢は「はぁ…」って感じ
藤木に褒められても
「別に」って反応
永沢のそういうところがたまらん
かっこつけてるんじゃなくて本当に「別に」って思っているのであろうこのCOOLさが永沢の持ち味
その後体育のドッジボールで虫から逃げようとしたらとし子ちゃんにあたりそうだったボールを偶然キャッチする結果になってみんなに尊敬されたり
図工の時間にハクション大魔王の顔みたいな珍妙な壺をつくって
それを見た花輪君に感心されたことでクラスメイトに「お前芸術の才能あるよ」とチヤホヤされたりする
ちなみにこの図工の時間に藤木君はお母さんにあげるんだって花瓶をつくるんよ
完全にこれからおこる何かの伏線なんよ
テストで丸尾君に並んで100点をとったことで(ちなみにこの時の永沢は嬉しそうに少し微笑んでいて私は…)ますます永沢の人気に火が点いてクラスメイトからサッカーだのドッジボールだので遊びに誘われまくる永沢
それを少し悲しそうに見つめる藤木
「永沢君…君は遠くに行ってしまったんだね…でもいいんだ…」
そう呟いて寂しげに笑う藤木に私も薄ら笑いを浮かべるしかなかった
下校時に藤木が勇気を振り絞って「永沢君、一緒に帰らないか」って声をかける
永沢はいつも通りの反応で「あぁ、いいよ」って答えて二人で帰るんよ
いつもの別れ道に差し掛かって「じゃ」ってCOOLに別れようとした永沢に藤木が「このあと遊ぼう」って誘ってそれを永沢が了承し後ほど公園で待ち合わせることにしてひとまず解散
永沢が藤木の待つ公園まで走っていると
空き地でサッカーをしてた関口と大野君と杉山君に出会って「一緒にサッカーしようぜ」って誘われるんよ
私の心中は『まさか永沢サッカーするんじゃないだろうね』と少し不安がよぎったんよ
なんせ大野君と杉山君が揃って期待に満ちた美しく汚れなき瞳で永沢を見ているからね
でもそこは永沢だからいつものCOOLな態度で「悪いけど藤木君と約束してるから」って言うんやろ?
頼むぜ永沢いつものようにビシッと決めたれ!って私は両の拳を力強く握りしめ熱いエールを送ったんよ
永沢の答えはこうやで
「うん…ちょっとだけなら…」
なん…だと…?
藤木はどうするんだ永沢
そのちょっとが命取りなんやぞ永沢
何を少し喜んでいるんだ永沢
他のクラスメイトに誘われた時はそんな嬉しそうな反応しなかったのに永沢
「永沢ー!?」って青ざめつつ絶叫する私をよそに
照れを隠しきれてないハニカミ顔でサッカーに興じる永沢
永沢がボールを蹴ると大野君が「ナイスキック!」って褒めてくれるんよ
ごめん永沢
これはハニカムよな
そりゃ抗えんわ
大野君と杉山君には誰も抗えんわ
あの永沢の頬を少しばかり赤く染めることができるなんて大野君と杉山君さすが半端じゃない
一方その頃藤木はブランコに乗りながら永沢を待ってた
藤木の乙女心が止まるところを知らない
まるでブランコの如く揺れ動く藤木の乙女心
すれ違う二人を嘲笑うかの様に突如大雨が降り始める
偶然公園を通りかかったまる子は藤木が木の下で雨宿りをしているのを発見したけどびしょ濡れになっちゃうから声をかける間が無くてそのまま走り去るんよ
永沢はすでに家に帰っててタオルで顔を拭きながら激しく雨の降る外を見て「この雨だし…藤木君、もう帰ったよな…」って藤木の乙女心を甘くみてしまう
次の日学校に行ったら案の定藤木は欠席で
永沢は
まる子が「昨日藤木があの雨の中傘もささずに公園にいてさ〜
」ってたまちゃんに話しているのを小耳に挟むんよ
黙りこんで眉をひそめる永沢
休み時間になった途端クラスメイトが永沢を遊びに誘ってきて
永沢はドッジボールで遊ぶのかサッカーで遊ぶのかって永沢の取り合いになる
まさかの永沢総受け展開
固唾を飲んで見守る私
そんで関口に腕を引っ張られた永沢がバランスを崩してロッカーの上に飾ってあった藤木が作った花瓶を落として取っ手の部分を割ってしまうんよ
永沢が「藤木君の花瓶が…」って絶句してたら関口があっけらかんと「いいじゃんか!藤木休みなんだし明日謝れば!」って言ったのだけど永沢がそれに激怒して
クラス中に響き渡る程の大声で
「もう僕のことは放っておいてくれないか!!僕は人気者なんかじゃないんだ!」
って叫ぶんよ
こうして永沢ブームは嵐の様に終わりを告げるというわけ
次の日登校してきた藤木に
永沢が「ごめんよ、花瓶を落として割ってしまって」って謝る
藤木はちょっとショックをうけた顔をしたけど永沢が持っている花瓶をみてびっくりするんよ
なんと割れた取っ手の部分が永沢により綺麗に修復されてたわけ
「永沢君、直してくれたのかい!」心底驚く藤木に
「上手くできなかったけど…」ってしょんぼりしながらも花瓶を手渡す永沢
「公園にも行けなくて、悪かったよ」と謝罪する永沢に
藤木は笑って
「うぅん、いいよ!もう!」
って嬉しそうにニコニコするんよ
そんで二人で仲良く微笑んで終わり
こんなもんそりゃ心
暖かくなるやろ
永沢のうっすらと微笑む優しい表情たまらんねぇ
こんなん見れるの永沢の家族と藤木くらいやで羨ましい
そんで心底嬉しそうな藤木の笑顔
この子たちは…
天使や…
永沢は人気者になっても変わらず淡々としてて、藤木だけがやきもきするこの感じが大変愛らしいよね
永沢の不変っぷり素敵やで
まぁ大野君と杉山君には心かき乱されてたけどそれは仕方無いことやから
これもし立場が逆で藤木が人気者になる話しやったとしたら永沢嫉妬でツンツンすると思うよ
そんで藤木がオロオロするんやろ
そういう話しも是非観たいものやで
素敵な9分25秒をどうもありがとう
本当に心が暖かくなったわ
暖かくなりすぎてもはや熱い
いまの私なら冬将軍をヤれる